2019.08.09 21:19 更新
2019.08.09 取材
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都台東区)は2019年8月9日、秋葉原にてゲーミングノートPCの新製品発表会を開催。超弩級のモンスターノート「GT76 Titan DT」をはじめ、本日より発売が開始された最新モデルを披露した。
デスクトップ級スペックを搭載し、OCも可能にする圧倒的冷却性能を備えたモデル。COMPUTEXで話題になった「GT76 Titan DT」が発売された |
「COMPUTEX TAIPEI 2019」における展示で大いに注目を集めた、超弩級のモンスターゲーミングノート「GT76 Titan DT」(型番:GT76-9SG-057JP)が発売された。今回発表された新製品でも一番の目玉であり、デスクトップ版の8コア/16スレッドCPU Core i9-9900KとGeForce RTX 2080を搭載する、デスクトップPC顔負けのスペックを誇る。
CPUとGPUは総合ユーティリティ「Dragon Center」を使用したオーバークロックが可能なほか、特にCPUは全コア5GHz動作に対応。そうしたムチャをノートPCで実現するため、4基の冷却ファンと11本の極太ヒートパイプを組み合わせた大規模冷却システム「Cooler Boost Titan」が採用されている。
MSIによれば「オーバークロックを積極的に推奨するわけではないが、それを十分可能にする圧倒的な冷却能力を備えているというのが強み」という。オーバークロックによる性能的なブレイクスルーを達成できるだけでなく、定格動作でも長時間駆動による熱暴走・パフォーマンスダウンを防ぐことができるというワケだ。
Core i9-9900Kの全コア5GHz動作とRTX 2080の冷却を担う、大掛かりな冷却機構「Cooler Boost Titan」を搭載。裏面はかなりの面積が吸気口になっており、ヒートパイプなどの構造物が露出している |
発表会では、実際にCore i9-9900Kの全コア5GHz動作デモを実施。ただしOC動作時はファンの駆動音が相当強力になる |
スポーツカーのような雰囲気の背面カット。インターフェイスは両サイドに備え、背面はすべてが排気口になっている。なお、ACアダプタは230W×2の合計460W構成だ |
ディスプレイは、ノングレアタイプの17.3インチ4K液晶(3,840×2,160ドット)を搭載。メモリはDDR4 32GB、ストレージは512GB NVMe SSD+1TB HDDを実装している。
周辺機能も豪華で、Killer E3000の2.5ギガビットLAN+Killer Wi-Fi 6 AX1650による強力なネットワーク、SteelSeries Per-Key RGBゲーミングキーボード、Sound by DYNAUDIOの高音質ステレオスピーカーなどを装備。230W×2の巨大なジョイントACアダプターで動作する。
市場想定価格は、実に税込540,000円。詳細についてはこちらのプレスリリースを参照のこと。
RGBイルミを備えたSteelSeries製のゲーミングキーボードを採用。ネットワークやオーディオもまた、デスクトップ環境に負けない構成になっている |