2019.08.14 13:18 更新
2019.08.14 取材
Thermaltake初のウォーターブロック付きDDR4メモリ「WaterRam RGB Liquid Cooling Memory DDR4」の販売がスタートした。同時に水冷ブロック単体の「Pacific A1 DDR4 RAM Water Block」も発売されている。
続々とラインナップを増やしているThermaltakeのDIY水冷パーツ「Pacific」から、水冷システムを搭載したDDR4メモリ「WaterRam RGB Liquid Cooling Memory DDR4」シリーズが登場。パソコンショップアークやオリオスペック、ツクモパソコン本店で販売が始まっている。
専用ヒートスプレッダを装着したメモリモジュールと専用ウォーターブロックで構成。水冷による高い冷却能力に加え、内蔵された12個のアドレサブルRGB LEDによりメモリ周りを華やかに演出することができる。付属のWaterRam RGBコントローラと管理ソフトウェア「TT RGB PLUS」に対応し、RGB LED制御ができるほか、マザーボード各社の管理ソフトと同期も可能だ。
ラインナップは、8GB DDR4メモリ2枚1組のデュアルチャネルキットと、8GB DDR4 32GBメモリ4枚1組のクアッドチャネルキットの2モデル。いずれも動作クロックが3,200MHz、レイテンシは16-18-18-38、動作電圧は1.35V。10層PCBを採用したモジュールは、1枚あたりの容量が8GB(Single Rank)で、メモリチップはHynix Cダイの選別品が採用されている。
Hynix Cダイ(1G832C19W03)を8枚搭載。チップの刻印は「TT」(Thermaltakeのロゴ)が入れられている | 2mm厚のヒートスプレッダを2枚貼り合わせて装着されているDDR4メモリ |
なお、2枚1組のデュアルチャネルキットでは、2枚のヒートスプレッダ装着済みメモリモジュールに加え、将来的な増設を想定し、2組みのヒートスプレッダが付属している。また、パソコンショップアークでは、手持ちのメモリを水冷化できるウォーターブロックとヒートスプレッダ×4枚がセットになった「Pacific A1 DDR4 RAM Water Block」も発売中。そのほか水冷による高い冷却能力については、エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.745を参照していただきたい。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Thermaltake Technology: http://www.thermaltake.com/
株式会社アスク: http://www.ask-corp.jp/