2019.09.13 14:00 更新
2019.09.13 取材
「東京ゲームショウ2019」開幕に合わせ、HyperXブランドから同社初のオリジナルスイッチ搭載キーボード「Alloy Origins」が発表された。多数のデバイスが所狭しと並べられたブースから、注目の新モデルをピックアップしてみよう。
洗練を重ねるHyperXブランドのキーボード、今回新たにオリジナルスイッチ搭載の「Alloy Origins」が発表された |
興味深いRGBメモリを持ち込んでいたHyperXブランドのブースでは、ゲーミングデバイスも豊作だった。中でも一番のトピックは、初のオリジナルスイッチ搭載キーボードとしてリリースされた「Alloy Origins」だ。
搭載するオリジナルのメカニカルスイッチ「HyperXスイッチ」は、高速入力が可能な1.8mmアクチュエーションの短接点仕様。Kailh Silverに近いフィーリングのリニアスイッチで、担当者が「最高レベルの反応速度をもっている」と語る自信作だ。
押下圧(荷重)は45gで打鍵耐久性は最大8,000万回。RGBイルミネーションに対応しており、LEDは透過性を重視して上部にマウントされた。ちなみに初の「HyperXスイッチ」は赤軸だが、追加ラインナップとして“アクア軸”と“青軸”も計画中とのこと。そのスイッチ仕様や特性は、現時点では不明だ。
アクチュエーションポイント1.8mmの「HyperXスイッチ」。CHERRY MX互換形状で、現在は45g荷重の赤軸のみ。追加のバリエーションも現在開発中らしい |
フローティングデザインで直接スイッチがマウントされたボディは、表も裏も航空機グレードのアルミ素材を採用したフルアルミ仕様。ゲームモード、アンチゴースト、Nキーロールオーバーに対応し、ソフトウェアを使えばマクロやライティングをフルカスタマイズできる。ケーブルはType-Cの脱着式だ。
国内市場向けに完全ローカライズされ、日本語配列で発売。現在Amazon.co.jpにて税込16,093円でプレオーダーを受け付けており、10月7日に発売される予定だ。
両面がアルミボディという手抜きのないフレーム設計。2段階のチルトスタンドを備え、複数の角度調整に対応する点も好印象だ |
キーボード関連では、CHERRY MX互換の新しい交換用キーキャップも展示中。LEDを透過させる透明なキャップでキートップはホワイト、4,300円前後で今月にも発売予定とか |
最大16,000dpiのPixart 3389センサーを搭載した「HyperX Pulsefire Dart」。Qi充電に対応しており、スマホも同時充電できる「HyperX ChargePlay Base」と同時に発売される。価格は税込12,981円 |
ヘッドセット新製品の注目モデルは、3Dヘッドトラッキング技術による頭部ジェスチャー入力に対応した「Cloud Orbit S」。税込39,800円でプレオーダー中で、9月30日より発売される |
頭の位置と動きを毎秒1000回の速さでトラッキング。首を傾けてゲーム中のキャラを動かすなど、各種アクションにキーボード操作を設定することができる |
バーチャル7.1chサラウンドに対応した、ミドルレンジの「Cloud Alpha S」は税込14,980円。同じく9月30日より発売予定 |
コンソールゲーム向けのアクセサリも展示中。「ChargePlay Clutch」はバッテリーを内蔵したNintendo Switch用ドックで、スタンドとグリップスタイルの両方が可能だ。発売時期や価格は未定 |
Joy-Conを2セット充電できる製品や、PS4コントローラ「DUALSHOCK 4」用のドックも展示されていた |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
東京ゲームショウ2019: https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2019/
Kingston Technology(HyperXブランド): https://www.hyperxgaming.com/jp/