基板の1/3以上がソケットのサーバー・ワークステーション向けモデル

COMPUTEX TAIPEI 2019のASRock Rackブースで来場者の注目を集めた、Xeonスケーラブル対応の“変態マザーボード”「EPC621D4I-2M」の販売がオリオスペックでスタートした。基板面積の1/3以上をソケットが占有。Mini-ITXフォームファクタながら「第2世代Xeonスケーラブル・プロセッサ」に対応するという驚きの仕様だ。

搭載チップセットはIntel C621で、CPUの対応TDPは最大205Wまで。オリオスペックによると、BIOSバージョンP2.30（入荷分のBIOSバージョンはP2.20）で最新の「Cascade Lake-X」（未発売）にも対応するという。

CPUクーラーはSupermicro製やNoctua製が使えそうとのこと。購入する人は相談してみよう

基本スペックは、メモリスロットはクアッドチャネル対応のDDR4-SO DIMM×4（DDR4-2933MHzまで対応）で、最大64GBを実装可能。ストレージはSATA3.0（6Gbps）×7（mini SAS HD×1）とSATA DOM×1のほか、基板背面にPCI-Express（x4）接続のM.2スロット（M.2 2280）を2基備える。

スロットや搭載機能は必要最小限で、リアインターフェイスも限られている

拡張スロットはPCI-Express3.0（x16）×1のみ。インターフェイスはギガビットLAN×2（Intel+Marvell）、D-Sub×1、USB3.0×2など。そのほか、付属品にMini SAS HD to 4 SAS/SATAケーブルが付くほか、国内正規代理店アスクの3年保証が提供される。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ASRock Incorporation（ARock Rack）： http://www.asrockrack.com/
オリオスペック： https://www.gdm.or.jp/shop/olio/