2019.12.22 15:00 更新
2019.12.22 取材
本日のコレオシは、初のDIY水冷にチャレンジしたツクモパソコン本店の店員Yさん。CORSAIR「Hydro X」シリーズを使って完成した人生初のDIY水冷マシンを紹介してもらおう。
10月に必要なパーツ類を買いそろえ(詳細はこちらを参照)、初のDIY水冷チャレンジを宣言してから約2カ月。仕事の合間を縫って地道に組んでいた水冷マシンがようやく完成しました。こうして動作しているPCを見ると感慨深いものがありますが、なかなかどうして苦労の連続でした。
中でも一番手こずったのが、ハードチューブの切断と切断面の加工作業。「Hydro X Series XT Hardline 14mm Tubing」は見た目がきれいなアクリル樹脂を採用しますが、ハードチューブ用カッターを使って切断する際にヒビ割れを起こしやすい。PET-Gチューブより作業の難易度が上がるため、その点には気を付けてください。ちなみに、当初難しいと思っていた曲げ作業は思いのほか簡単で楽しかったです。
「とにかく大変でした」という切断と加工作業。チューブが硬いためカッターで溝を作った後は糸鋸で切断する。その際にできる切断面は粗く、加工作業には非常に時間がかかる |
これからDIY水冷にチャレンジする人にオススメしたいのが、水漏れを事前にチェックできるテスターです。クーラント注入前に行うリークテストを短時間かつ確実に済ませることができるというアイテム。実際、事前にチェックしたにも関わらず、2箇所の接続ミスを発見。水冷PCでは一番怖い、水漏れによる大惨事を事前に防ぐことができました。
水漏れを事前にチェックできる「EK-Leak tester」。ゲージが安全圧力内に留まり、数時間経っても圧力降下が発生していなければ問題なし。クーラントを注入しても大丈夫 |
完成したPCは25日(水)まで展示予定です。その後は、タクシーに乗せて自宅に持ち帰り、年末年始は新型PCとともに過ごす予定。今回はCPUのDIY水冷ですが、しばらくしたら、グラフィックスカードの水冷化にもチャレンジしたいですね。なお、今回使用したパーツは全てツクモパソコン本店で揃えることが可能。水冷PCに詳しい店員も数名いますので、質問がある人はお気軽にどうそ。
CPUには「Ryzen 7 3700X」を使用。ウォーターブロックには「XC7 RGB」を使っている | おすすめパーツのひとつ「Hydro X Series XF ボールバルブ」。クーラント交換の際に排水を簡単に行う事ができるため、あらかじめ取り付けておくと便利 |
ホワイトとゴールドのパーツをチョイス。光るメモリG.Skill「Trident Z Royal」が見えやすいように配管にもこだわった |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/
CORSAIR: https://www.corsair.com/ww/ja/