2020.01.15 12:00 更新
2020.01.15 取材
【第36回】暑さと寒さ、午前中に弱いアキバ取材班Bが、秋葉原のショップ店員にコッソリ聞いた、オススメの飲食店を紹介する「アキバのごはん」。今回は、昔から変わらないノスタルジックなラーメン屋さん「関取ラーメン 竜軒」に行ってきます。
とらのあな(秋葉原店B)とタイトーステーションの間にある路地を進んでいくと、「関取ラーメン 竜軒」の暖簾が見えてきます。何やらここだけ時間が止まったような雰囲気ですが、それもそのはず。前回のサンボと同様に“やっちゃ場”時代から続くお店で、もうかれこれ40年以上は営業しているラーメン屋です。現在のご店主で三代目になるのだとか。
立地の関係上、店内はものすごく狭小で、席はコの字型のカウンターに7席程度。以前はスタンダードな「ラーメン」が300円台と、個人経営のお店とは思えないお値段でした。小麦の価格が上がった時や消費増税(8%時)などのタイミングで価格が変わり、今は480円に落ち着いていますが、それでも十分に安いですよね。
しかし今回注文したのは、通常の「ラーメン」ではなく「千両ラーメン」。いわば“全部盛り”のような豪快なメニューで、噂には聞いていましたが、これまで食べたことがありませんでした。3玉分の量があるという特盛にしてもらい、お値段は税込1,450円。なんと普通の「ラーメン」を3杯頼んでもお釣りが来てしまいますね(笑)。
10分ほど待ったでしょうか。昔は「横綱ラーメン」と呼ばれていたという、「千両ラーメン」とご対面です。まず目に入ってくるのは、中央にデンと鎮座している骨付きのリブ肉!他にもチャーシューが7枚ほど入っていたりと、とにかく肉が強烈に自己主張してくるメニューです。
麺はもちもちした食感の中細麺で、スープは鶏ガラ系のあっさり醤油。昔ながらの“中華そば”といった風情の味わいで、ベテラン勢に聞いたところ、この味は昔から変わっていないそうです。
ノスタルジックなお店で懐かしげな味のラーメン・・・これならいくらでも食べられるぞ、と思ったら。なんだか食べ続けてもあまり量が減っていないような?やはり特盛は多すぎたようなので、次回はその手前くらいにしておこうと思います。
さてそんな「関取ラーメン 竜軒」の営業時間は、10:30~20:00まで。ここしばらくは月曜日が定休日になっているようです。席数の関係で、さっきまで空っぽだったのに今は満席・・・などという光景もザラですが、ラーメン屋だけに回転は早め。一杯やった後のシメに寄るサラリーマンも多いそうですね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一