2020.10.01 17:10 更新
2020.10.01 取材
株式会社ロジクール(本社:東京都港区)は2020年10月1日、自動でモードを切り替える超高速スクロールを搭載したモバイルマウス「ロジクール MX Anywhere 3 コンパクト パフォーマンスマウス」を発表した。
移動の多いビジネスパーソンやリモートワークなど、モビリティを重視するユーザー向けの最新フラッグシップマウスが登場 |
ロジクールのフラッグシップデバイス「MX」シリーズの新製品として、モバイルマウスの「MX Anywhere 3」が発表。「MX Anywhere 2S」の後継モデルにあたり、シリーズのコンパクトモデルとしては3年ぶりのリニューアルとなった。
サイズは前モデルとほぼ同等ながら、重量は7gの軽量化を果たした99g。カラーはグラファイト・ペイルグレー・ローズの3色で、Macに最適化された新バリエーション「MX Anywhere 3 for Mac」も同時に発売される。
カラフルな3色をラインナップ。ペイルグレーと同色のMac向けモデル「MX Anywhere 3 for Mac」も用意されている |
最大のトピックは、「MX MASTER 3」にも搭載されている「MagSpeed電磁気スクロールホイール」の採用だ。電磁気を用いたステンレス鋼のスクロールホイールで、勢いよく回転させることで、精密操作のラチェットモードと秒間1,000行の超高速スクロール(フリースピン)が自動的に切り替わる。モバイル向けモデルにもついに搭載されたか、と歓迎するユーザーは多いハズだ。
なお、スクロールはハードウェア面でも進化しており、新たに専用ソフトウェアでスクロール感度(Scroll force)が調整できるようになった。また、サイドボタン長押しとの同時操作で水平スクロールも可能。スクロール音も「MX MASTER 3」に比べ、より静かになった。
ついに小型モデルにも実装された「MagSpeed電磁気スクロールホイール」。スクロール感度はハードウェアの進化により実現、「MX MASTER 3」にも搭載されていない |
また、専用ソフトウェアの「Logicool Options」も進化。これまでもOfficeソフトやAdobe系ソフトのカスタムプリセットが用意されていたところ、新たにMicrosoft TeamsとZoomが追加。サイドボタンでビデオのON/OFFや音声ミュートなどを操作可能になった。この機能は、ソフトウェアのアップデートにより「MX MASTER 3」でも利用できるとのこと。
チルトホイールはなくなったものの、長押しを検知するサイドボタンとの同時押しによる水平スクロールが可能。サイドグリップ素材もシリコンに変更されている |
マウスセンサーは、ガラス面も操作可能な最大4,000dpiの「Darkfieldセンサー」を搭載。接続インターフェイスはUnifyingレシーバーによる2.4GHzワイヤレスとBluetoothの2-Wayで、最大3台のデバイスを底面のEasy-Switchボタンで切り替えられる。なおMac向けの「MX Anywhere 3 for Mac」はBluetooth接続のみだが、干渉やスリープ時の挙動など、アップル製品との接続安定性が高められているという。
また、マウスカーソルを移動させるだけで接続先のPCを切り替え、画像やテキストのコピー&ペーストが可能な「Logicool Flow」にも対応する。
トラッキング性能の高い「Darkfieldセンサー」を搭載。コネクタもType-Cになり、フル充電時には最大70日間のライフがある |
そのほか、充電スタイルも全モデルから変更され、Type-Cコネクタを使用した急速充電に対応。1分の充電で約3時間動作し、2時間のフル充電で最大70日間使用可能だ。
「MX Anywhere 3」と「MX Anywhere 3 for Mac」ともに、市場想定売価は税込10,780円。メーカー保証は2年間で、10月29日(水)より発売が開始される予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
株式会社ロジクール: https://www.logicool.co.jp/ja-jp