2021.04.01 12:00 更新
2021.03.31 取材
世界最大級のメモリメーカーMicron Technology(本社:アメリカ アイダホ州)が展開するコンシューマ向けブランド「Crucial」。熱心な自作派ならずとも、言わずと知れたストレージ関連製品を扱う著名ブランドだ。今回はそんなCrucialから発売中の売れ筋SSDトップ3を、秋葉原最大級のパーツショップ TSUKUMO eX.で聞いてみた。
今回、売れ筋SSDトップ3を紹介してくれたのはTSUKUMO eX.3階のストレージ・ネットワークフロア担当スタッフの田中さん。CrucialブランドのSSDは、古参の自作派から初めて自作を始めようという初心者まで、幅広いユーザーから人気。「名前が知られているうえに価格も手頃なモデルが多い。週末になると特価品として販売する事も多いので特によく売れているブランド」だという。
Crucial初のNVMe M.2 SSD「P1」シリーズが根強い人気です。QLCタイプの3D NANDを採用することで、NVMe SSDでは最安クラスの低価格を実現したコスト重視モデル。発売から数年が経ちましたが未だに1TBモデル「CT1000P1SSD8」はよく売れています。
公称転送速度はシーケンシャル読込1,900MB/sec、書込1,700MB/sec(1TBモデル)と最新モデルと比べるとさすがに見劣りしますが、それでも2.5インチSSDからの乗り換えなら十分なスペック。PCI-Express3.0(x4)対応で環境を選ばない点も人気の理由でしょう。
CrucialのNVMe M.2 SSDとしては一番新しいモデル。公称転送速度はシーケンシャル読込3,400MB/sec、書込3,000MB/secと従来モデルから大幅にアップしています。PCI-Express3.0(x4)の限界に迫るパフォーマンスを発揮しつつ、最近になって価格も下がりお買い得になりました。PCI-Express4.0(x4)の最新モデルはまだ不要という人にオススメです。
一番売れているCrucial製のSSDはズバリ「MX500」シリーズです。2.5インチSATA3.0(6Gbps)SSDが?と思われる方もいるかもしれませんが侮るなかれ。当店取り扱いの2.5インチSSDでは、長い間にわたって1番人気の鉄板モデルです。
実装されるNANDフラッシュは、Micron製64層3D TLC NAND。メインのCドライブ用としてはもちろん、HDDの代わりに1TBモデルをまとめて購入していくという人も少なくありません。人気の構成は、速いNVMe M.2 SSDをメインにしつつ、データ用ドライブとして「MX500」シリーズを数台積むというパターン。最近のPCケースは2.5インチシャドウベイをメインに据えているモデルも増えており、これからも人気のモデルになりそうです。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Crucial: https://www.crucial.jp/
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/