2021.04.24 13:06 更新
2021.04.24 取材
Intelの最新CPU、Rocket Lake-Sこと「第11世代Intel Coreプロセッサ」から、TDP 35Wの省電力モデル「Core i9-11900T」と「Core i7-11700T」が発売された。いずれもパーツとのセット購入が条件のバルク版。
先月末より販売がスタートした第11世代Intel Coreプロセッサ。今回入荷を確認したのは「Core i9-11900T」「Core i7-11700T」で、型番末尾に“T”が付く第11世代初の省電力版だ。いずれもバルク(トレイ版)として入荷しており、CPUクーラーやマザーボードとのセット購入が条件になる。
いずれも8コア/16スレッド、キャッシュ16MB、TDP 35Wで、内蔵グラフィックス機能はベースクロック350MHz/最大クロック1.3GHzのIntel UHD Graphics 750を採用する。
周波数は「Core i9-11900T」がベースクロック1.5GHz、ターボブーストクロック4.8GHz(シングルコア)/3.7GHz(オールコア)。「Core i7-11700T」がベースクロック1.4GHz、ターボブーストクロック4.5GHz(シングルコア)/3.6GHz(オールコア)。
「Core i9-11900T」。S-Specは「SRKNQ」 | 「Core i7-11700T」。S-Specは「SRKNT」 |
販売しているのはパソコンSHOPアーク、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店。いずれも入荷数は少量。ある店員によると「両者の違いはクロックのみ。オススメは価格が安いCore i7-11700Tでしょう」とのこと。「低いTDPを活かしてMini-ITXサイズのマザーボードと組み合わせるのもあり」と語る店員もいた。
ベースクロックは低いためゲーム向きではないが、小型PC用の最新CPUとしては注目のモデルだろう |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Intel Corporation: https://www.intel.co.jp/