2021.11.03 13:38 更新
2021.11.03 取材
ハイエンドの「MEG」シリーズは、従来のATXからE-ATXへ進化した「MEG Z690 ACE」を筆頭に「MEG Z690 UNIFY」「MEG Z690 UNIFY-X」「MEG Z690I UNIFY」の4モデルをラインナップする。
「MEG Z690 ACE」は、電源回路に、Direct 19フェーズ 105A SPSを採用。大型の冷却機構を備えるほか、Thunderbolt 4(「MEG Z690 ACE」と「MEG Z690I UNIFY」)やデュアル2.5ギガビットLANをオンボード。Shield Frozr仕様のM.2スロットを5基を搭載する。価格は未定ながら12月までの発売が予定されている。
ゴールドカラーがアクセントになっている「MEG Z690 ACE」。現時点でMSI製Z690マザーボードの最高峰モデルに位置する |
人気のUNIFYは、前世代から順当に進化。ATXの「MEG Z690 UNIFY」とOCに特化しDDR5メモリスロットが2本の「MEG Z690 UNIFY-X」(国内販売未定)、Mini-ITXの「MEG Z690I UNIFY」をラインナップする。「MEG Z690 UNIFY」は電源回路にDirect 19フェーズ 105A SPSを採用。デュアル2.5ギガビットLANやShield Frozr仕様のM.2スロットを5基を備えている。シンプルなデザインは健在で、Z690世代でも人気となりそうな1枚だ。
国内市場で人気の質実剛健マザー「MEG Z690 UNIFY」。ATXサイズでは最上位の位置付け。発売は11月中で調整中 |
Mini-ITXのハイエンド「MEG Z690I UNIFY」。電源回路はDirect 10フェーズ 105A SPSを採用。小型ケースに搭載するためVRM用の40mmファンを備える |
ゲーミング向けアッパーミドル「MPG」シリーズは5モデルをラインナップ。このうち「MPG Z690 CARBON WIFI」「MPG Z690 FORCE WIFI」「MPG Z690 EDGE WIFI」3モデルの国内投入が決まっている。
「MPG Z690 CARBON WIFI」は、伝統のカーボン調デザインにDirect 18+1+1+フェーズ 75A SPSの電源回路を採用。2.5ギガビットLANとWi-Fi 6Eをサポートするほか、Shield Frozr仕様のM.2スロットを5基備える上位モデル。RGB LEDによる発光機能も備えるなど、ハイエンドゲームPCのベースマザーボードという位置付け。
「MPG Z690 FORCE WIFI」は「MPG Z690 CARBON WIFI」をベースにヒートシンクカラーをシルバーにした特別カラーリングモデル。「MEG Z590 ACE GOLD EDITION」を彷彿とさせるデザインで、実機サンプルも高級感がある仕上がりになっていた。担当者いわく「ホワイト系パーツとの相性もいい」とのこと。
「MPG Z690 EDGE WIFI」はアルミニウム製ヒートシンクを採用するのが特徴。Direct 16+1+1+フェーズ 75A SPSの電源回路を採用するほか、2.5ギガビットLANとWi-Fi 6Eをサポート。「MPG Z690 EDGE WIFI DDR4」もラインナップしており、DDR4メモリ対応の製品では最上位モデルとなる。
「MAG」シリーズは「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI」「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」「MAG Z690 TORPEDO」「MAG Z690 TORPEDO EK X」の4モデル。このうち水冷仕様の「MAG Z690 TORPEDO EK X」を除く3モデルが国内販売予定だ。
「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI」は、MSI製マザーボードで人気の「TOMAHAWK」最新作。今作最大のポイントはLED機能を一切省いたシンプルなデザインだ。成功をおさめたUNIFYに通ずるコンセプトで、エントリー向けゲーミングマザーボードの売れ筋モデルとなる可能性は高い。
電源回路は16+1+1+フェーズ 75A仕様。2.5ギガビットLANとWi-Fi 6Eに4基のShield Frozr M.2スロットを備える。なお、DDR4メモリに対応する「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」も用意されており、こちらは11月4日に店頭購入が可能となる。
「MAG Z690 TORPEDO」は、電源回路に16+1+1+フェーズ 75A SPSの電源回路を採用するコストパフォーマンスに優れるゲーミングモデル。2.5ギガビットLANや4基のShield Frozr M.2スロットを搭載する。
「MAG Z690 TORPEDO」。所々に使われているパシフィックブルーのカラーリングも特徴のひとつ |
発売日は未定ながらスタンダード「PRO」シリーズも登場予定 | MSIマザーを代表するスーパーハイエンド“GODLIKE”が無かったような。しっかり開発は進んでいるようで、国内入荷数は2ケタで木箱入りというウワサも |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社: https://jp.msi.com/