本日のコレオシは、11月4日(木)22時より販売がスタートしたIntelの最新CPU、Alder Lake-Sこと「第12世代Intel Coreプロセッサ」が主役。発売直後の売れ行きや今後の予想について、あれこれショップ店員に聞いてみた。
- お客さんもみなさん分っているのでしょう。Rocket Lake-S(第11世代Intel Coreプロセッサ)の解禁時とは熱量が明らかに違います。熱心な自作派はIntel Z690マザーボードやDDR5メモリといった新しい機能に敏感ですからね。それなりにコストはかかりますが、初日はセット購入ばかり。DDR5メモリの品薄問題がありますが、まずは好調な滑り出しです(ショップ店員)
- 性能は期待していた通りでした。これならAMD Ryzenにも十分対抗できると思います。ただ、各社のマザーボードが出揃っていないのと、DDR5メモリの供給が少なすぎるのはもったいない。もっと売れるはずなのに、なかなかもどかしい状況です(大手ショップ店員)
- 今日だけで10名ほどのお客さんにDDR5メモリの在庫状況を聞かれました。中にはCPUとマザーボードは手に入れたけどDDR5メモリだけがないという方も。「動作チェックもできない」と嘆いていました(大手ショップ店員)
- 個人的にも欲しいので早く手に入れたいのですが、ここまでDDR5メモリが品薄だと当分買えそうにないですね。せっかくLGA1700対応の水冷ユニットROG RYUJIN II 360も手に入れたのに!年内に買えるといいのですが、難しいかもしれません(大手ショップ店員)
- Core i9もいいですが、Core i5のコストパフォーマンスが優秀です。特にゲーム用のCPUならCore i5-12600KやCore i5-12600KFで十分。Apex Legendsクラスのゲームなら、Core i9とそれほど変わらないパフォーマンスを発揮してくれるみたいですし、価格も3万円台ならヒットするはずです(大手ショップ店員)
- Intelに勢いが出てくるとやっぱり自作市場は盛り上がりますね。グラフィックスカードの価格はまだ高いままですが、ゲーミングPCを組もうというニーズが少しは増えてきたかなと感じています(グラフィックスカードコーナー店員)
- グラフィックスカードはもちろんCPUも電力を食いますね。第12世代Intel Coreプロセッサを使うなら1,000Wクラスの電源ユニットを用意したほうが無難です(ショップ店員)
- 電源ユニットもそうですが、発熱も相当なものになってきます。エアフローに配慮したPCケースは必須でしょう。例えばFractal Designの「Torrent」あたりはかなりオススメ。第12世代Intel CoreプロセッサにGeForceのハイエンドモデルを組み合わせても、ガッツリ冷やしてくれそうです(ショップ店員)
- DDR5メモリがないため、BTOはDDR4メモリが主力になります。幸いパフォーマンスにそれほど差はなさそうで、流通量と価格が落ち着くまでは様子見になりそうです(BTO担当店員)
- ここ2日の傾向は、まだまだコアな客層だなと。みなさんCPUは当然のようにCore i9-12900K、メモリはDDR5一択ですし、マザーボードもハイエンドモデルをチョイスされていきます。早くもカラ割り用に買って行くという猛者もいました(ショップ店長)
- 売るものがない、の一言です。CPUはあるのにマザーボードとDDR5メモリがない。今までは「CPUがない」の一騒動が通例ですが、今回ばかりはいつもと違うパターン。DIY水冷用のLGA1700対応ブロックは11月下旬頃に入荷しそうなので、それまでには品不足が解消されていると嬉しいのですが(ショップ店長)
- レビューを読んでいて欲しくなりました。とはいえ、現環境からの移行となると、CPUとマザーボード、DDR5メモリに加え、水冷ユニットと電源ユニット、PCケースも必要になりそう。ほぼ一式の買い替えになるため、予算もそれなりにかかります。年末のボーナスをあてにしつつ、構成を考えておこうかなと(ショップ店員)
- 第12世代Intel Coreプロセッサがいい出来なのは間違いないですが、マザーボードの価格やDDR5メモリの品薄を考えるとRyzenはまだまだ買い。発売から時間も経ち、関連パーツも充実。何よりCPU、マザー、メモリを揃えた時の価格が安い。それでいて第12世代Intelと同等のパフォーマンスならお買い得ですよね。そういう意味でRyzenは本当にいいCPUだと改めて実感しました(ショップ店員)
- Ryzen使いに言わせてもらうと、ようやくIntelが追い付いてきたなと。Ryzen 5000シリーズはちょうど1年前に発売されたCPUですが、年明けにはバリエーションモデル登場のウワサも。次世代Ryzenも控えてますし、いよいよAMDとIntelによるガチの戦いが見られそうです(ショップバイヤー)
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Intel: https://www.intel.co.jp/