2021.11.08 11:17 更新
2021.11.08 取材
妻恋坂交差点で営業しているカフェ「むさしの森珈琲 末広町店」が11月28日(日)をもって閉店することが分かった。同グループのファミレス「ジョナサン 妻恋坂店」が長く営業していた場所として知られ、業態転換からわずか10ヶ月で閉店することになる。
「むさしの森珈琲 末広町店」は、昨年12月に惜しまれつつ閉店した「ジョナサン 妻恋坂店」の後継店舗として、2021年1月に妻恋坂交差点にオープンしたカフェ。同じすかいらーくグループ内における業態転換という形で再出発したばかりだったが、このほど11月28日(日)をもって閉店することが決まった。
アキバ界隈に長く通っていた人にとっては“ジョナサンの場所”としてお馴染みであり、ジョナサン時代から数えれば、営業期間は22年6ヶ月間に渡る。ジョナサン時代から働いているというスタッフも「まさか業態転換から10ヶ月で閉店になるとは思わなかった」と驚いていた。
他のスタッフにも話を聞いてみたところ「夏頃から徐々にお客さんも戻ってきていた」とのことながら、コロナ禍の影響は大きかったようで「(交差点に面した好立地のため)相応の家賃がかかることなどもあり、様々な側面を考慮して閉店することになったようだ」とのこと。
ちなみに「むさしの森珈琲」は、スイーツメニューの「ふわっとろパンケーキ」や抽出方法にこだわったというコーヒーが自慢のカフェ。先ほどのスタッフは「メニュー単価がジョナサンより若干高めなところと、(カフェのため)ドリンクバーがなくなったことによる違いも全体的な客足に影響があったかもしれない」と話していた。
「自分たちも説明を受けたのは先月のちょうど今頃」と話すスタッフもおり、閉店の告知はレジカウンターのメッセージボードで控えめに表示されているのみ。「むさしの森珈琲」にリニューアルした際のように、グループ内の別店舗が入る予定もないという。
文: 編集部 絵踏 一
むさしの森珈琲 末広町店: https://www.skylark.co.jp/mmcoffee/