据え置きハイエンド機クラスの“暴れ馬”DACチップを内蔵

「DX240」は、iBasso Audioブランドから登場したポータブルオーディオプレイヤーの新製品。同ブランドの旧アンプモジュールとの後方互換性を備えており、モジュールを換装することで好みの音色を選択したり、インターフェイスを変更したりできる。

重量級モデルが増えている昨今のオーディオプレイヤーの中では、軽量で扱いやすい点も特徴。また、Snapdragon 660を搭載したAndroidベースのプレイヤーでありつつ、音楽再生用には独立したMango OSを搭載。ノイズ干渉をシャットアウトした“最もピュアな音楽再生システム”としての特性が謳われている。

DACチップには、ハイエンドクラスの据え置きDACに採用実績の多いESS製の「ES9038Pro」を採用。1chあたり32基のDACを内蔵した、メーカーいわく“暴れ馬チップ”で、2年以上の研究期間とチューニングを経てポータブル機に搭載したという。最大768kHz/32bitまでのPCM・DSD再生、MQA 16xのフルデコードに対応している。

また、デコードや信号伝送を安定させる「FPGA-Master」を搭載。さらに2基のNDK社製フェムト・クロック水晶発振器でマスタークロックを生成、システムと同期・管理することでジッターを限りなく低減させた。

なお、アンプモジュールは標準で「AMP1-MK3」が付属。出力は3.5mmアンバランス、3.5mmラインアウト、2.5mmバランスの3系統を備えている。Wi-FiとBluetooth 5.0にも対応しており、BluetoothコーデックはAAC/SBCおよび送信のみLDAC/aptXをサポートする。

ストレージは64GBを内蔵し、microSDスロットも搭載。バッテリー駆動時間は最大11時間とされる。外形寸法は幅71.5mm、奥行き124mm、厚み19.4mm、重量約205g。

文： 編集部 絵踏 一
製品情報： https://musinltd.com/iBasso/264.html
e☆イヤホン秋葉原店本館： https://www.gdm.or.jp/crew/2021/0422/389607