2022.01.26 12:07 更新
2022.01.26 取材
超高出力設定に対応した、Astell&Kernブランドの大型キャリアブルヘッドホンアンプ「ACRO CA1000」が発売。e☆イヤホン秋葉原店本館にて、店頭価格税込269,980円で販売されている。
最大出力15Vrmの超高出力設定を含む4段階のゲイン設定に対応し、カスタムIEMをはじめハイインピーダンスヘッドホンを余裕でドライブできる性能をもつ。多彩な入出力端子を備える点も特徴で、ヘッドホン出力は3.5mm/6.35mmアンバランスと2.5mm/4.4mmバランス、デジタル入力は光(角型)と同軸(RCA)、さらに3.5mm端子兼用の光デジタル出力、入出力両対応のUSB Type-Cを搭載。幅広いヘッドホン・イヤホンに対応するほか、据え置きのオーディオアンプとして使うこともできる。
また、8,400mAh/3.8Vのバッテリーを内蔵し、最大約10.5時間の連続動作が可能。「1kg近いそれなりの重さだが、一応ポータブルとして使えないこともない」(ショップ)という特性も備えている。
ESS TechnologyのDACチップ「ES9068AS」を4基搭載するクアッドDAC構成で、独自のアンプ回路技術により優れたデコード能力を実現。超高出力ながら、クリアで歪みのない出力が可能という。微小な独立リレー部品を採用して各出力段からの信号を物理的に分離することで、ハイパワーヘッドホンアンプの課題であるノイズ干渉を防いでいる。
PCM最大384kHz/32bit、DSD512(22.4MHz/1bit)のネイティブ再生に対応。独自のサウンドソリューション「TERATON ALPHA」がモジュールに組み込まれており、より原音に近いオーディオ再生が可能という。
そのほか、ワイヤレス機能は802.11ac無線LAN、Bluetooth 5.0(プロファイルA2DP/AVRCP:コーデックSBC/AAC/aptX HD/LDAC)をサポート。操作パネルとして4.1型HDディスプレイを搭載し、9V/3Aに対応したUSB-PD 2.0の急速充電機能も備えている。外形寸法は幅104.9mm、奥行き148.8mm、高さ45mm。
文: 編集部 絵踏 一
e☆イヤホン秋葉原店本館: https://www.gdm.or.jp/crew/2021/0422/389607