2022.01.27 12:00 更新
2022.01.27 取材
先週は一年で最も寒さが厳しくなる大寒でしたね。今回はちょうどそんなタイミングでの食べ歩き、手をポケットに突っ込んで体を小さくしつつ向かった先は「そば処 三笠」です。名前からしてお蕎麦屋さんなわけですが、定食や一品料理も美味しいお店と聞いて、ぜひにとお邪魔することに。
かれこれ50年くらい営業している古いお店で、25年ほど前に蔵前橋通りから昭和通りに移転してきたのだとか。いつぞや立ち寄った「吟くら あきば」はすぐ隣の建物です。
まだ晩ごはんにはちょっと早めな、夜の部が始まってすぐの17時半前に来店。スキマな時間帯ということもあり、お客は私だけでした。すぐ近くのテーブルに案内されてメニューを見ると・・・あれ、定食がない。夜はやっていないのかな?と思い聞いてみたところ、「できますよ!」という嬉しいお言葉。あれこれと定食の名前を挙げてもらった中から、温まるのに良さそうな「とん汁定食」を注文することにしました。お会計は税込800円です。
そのまま待つこと10分足らず、目の前に期待の「とん汁定食」が運ばれてきました。その構成は超シンプル!ご飯に豚汁、あとは納豆に浅漬け、ポテトサラダが付いてきます。いやぁ、こういう分かりやすくてシンプルな定食は良いですね。
まず取り掛かるのはメインの豚汁です。とにかく具だくさんな印象で、大根に人参、ゴボウ、コンニャク、豆腐、さらに芋は個人的に大好きな里芋という嬉しいチョイス。その上に刻みネギが散らされています。猫舌な自分にはちょっと厳しいくらいアツアツで、体の芯から温まる!ハフハフ言いながら、しばし無言で食べ続けることになります。
そして合間に納豆ご飯をいただきます。ご飯がふっくら温かくて、これがまた美味しいんですよ。シンプルにご飯を楽しむなら、やっぱり納豆ご飯が一番です。量をうまく調整しながら、アツアツの豚汁とご飯を往復。ちょいちょい浅漬けをつまみつつポテサラでリセット。ラストスパートで豚汁をかきこむ頃には、もうすっかり寒さがどこかに行っていました。
そんな「そば処 三笠」の営業時間は、お昼が11:00~15:00、夜は17:00~22:00まで。昭和通りの古いお店としてはお決まりですが、日曜日が定休日になっています。ホッとする美味しい定食が食べられて、お値段もリーズナブル。これはヘビロテなお店になりそうな予感ですね。
文: 編集部 絵踏 一