2022.02.03 12:00 更新
2022.02.03 取材
そういえば最近麺を食べに行っていない気がする。ちょうどそんなことを考えていたタイミングで、UDXに新しいラーメン店の「麺処 景虎 秋葉原UDX店」がオープンしました。場所はUDXのレストラン街「アキバ・イチ」の2階にある、フードコート「拉麺劇場(MENGEKI)」の一角です。なんでもアキバに本店を構える名店「麺処 ほん田」の新ブランドなのだとか。こりゃ行ってみるほかありませんね。
この間から東京都にまん延防止等重点措置が適用されていることもあり、拉麺劇場の「麺処直久」と「焼肉丼専門 大将軍」は休業中。営業しているのは「麺処 景虎」のみ、来店がスキマ時間だったことも重なって、フードコートはだいぶ閑散としています。
ひとまず気を取り直して券売機をチェックしましょう。どうやら秋葉原UDX店では、ラーメンは「鶏白湯らーめん」と「濃厚豚骨魚介らーめん」の2系統に絞って提供されている様子。つけ麺も同系統の2シリーズ、今回はラーメンモードだったので「特製濃厚鶏白湯らーめん」を注文することにしました。トッピングのアレコレが全部入りになったやつで、お値段は税込1,150円です。
購入するとオーダーがお店側に伝わるので、あとはコールされるまで席で待つだけ。セルフの水を取りつつ適当な席に座ってしばらく、10分と待たずに「特製濃厚鶏白湯らーめん」が出来上がりました。
ちなみに「麺処 景虎」は、「名店ほん田の味を日本全国に広めるために、店主 本田裕樹監修のもと作りあげた新ブランド」という立ち位置。看板メニューのラーメンにしても、「麺処 ほん田」の繊細な淡麗スープと力強い濃厚スープを高いクオリティで融合させたものなのだとか。
少々とろみのあるスープは、濃厚な鶏白湯スープをベースに大量の煮干を加えた、醤油ベースの鶏×煮干な構成。口当たりはあっさりめですが、鶏の旨味がしっかり感じられる濃厚な味わいです。これにお馴染みの中細麺がバッチリ絡んでくれて、相性はなかなか良好。普通盛りでもそれなりに量が多く見えますが、スルスルといけてしまいます。
そしてほん田ではチャーシューのこだわりがすごかったですが、景虎のそれもなかなかの出来栄え。特製らーめんには2種類のチャーシューが入っていて、香り高いローストポークとしっとりした鶏チャーシューが美味。トータルでのバランスが良い一杯に感じました。
そんな「麺処 景虎 秋葉原UDX店」の営業時間は、いわゆる“まん防”が出ている間は11:00~20:00。酒類の提供はなしなので、拉麺劇場に設置されている卓上レモンサワーの飲み放題もしばらくおあずけです。早く元通りの時間(11:00~23:00)で通えるようになるといいですね。
ちなみにUDXのお店ということもあり、お値段はやや高めに感じました。なにしろ同じ特製なら、本店(1,500~1,600円)が射程に入ってくる価格帯ですからね・・・。ただし本店はほぼ確実に行列になってしまうので、並ばずすぐほん田テイストのラーメンが食べれる点はメリットになるでしょうか。
文: 編集部 絵踏 一
麺処 景虎: http://www.kagetora-japan.com/