2022.03.03 12:00 更新
2022.03.03 取材
これまでのコーナーを振り返ってみると、個人的にはちょくちょく通っているのに取り上げたことがない。そんなお店がいくつかありまして、今回立ち寄った「昭和食堂 秋葉原駅前店」もその一つ。秋葉原駅から徒歩1分とメチャ近だし、隣のやすべえを行列で断念した時に即振り替えできたりと、色々便利に使わせてもらっています。料理もすぐ出てきて味も安定しているので、スーパーサブな選択肢というか何というか。
今回もそんな具合で、「それなら昭和食堂でいいか」と立ち寄ることになった次第。ちょうど晩ごはんタイムだったこともあり、券売機には少し行列が出来ていました。すぐに回転するので、待っている時間はごくわずかですけどね。
店頭のメニューにもあるように、名物はスタミナ丼。盛りのバリエーションも結構あったりして、ガッツリ系が好きな人が多い(であろう)アキバにはピッタリなお店でもあります。とは言え今回はスタミナ丼ではなく、個人的な定番メニューの「ジャンジャン焼き定食」を注文することに。お会計は税込780円でした。
店内は結構立体的な構造になっているのですが、今回案内されたのは奥にある中二階のようなカウンター席。そこでコートを脱ぎつつ水をちびちび飲んでいると、5分と待たずに「ジャンジャン焼き定食」がやってきました。特に急ぎの時には、このスピード感がありがたいですね。
ちなみにジャンジャンは特製醤油タレの“醤々”のことで、「じゃんじゃん食べて欲しい」という意味もかかっているのだとか。そういえば早稲田の老舗店にも同じ名前のメニューがあるらしいですが、それとの関連は分かりません。まぁそんな話はさておき、早速いただいてしまいましょう。
見た目は生姜焼きのような感じですが、味つけはニンニク醤油。以前にお店で見た看板に“香り高く炒めた豚肉”とあったように、結構ニンニクの香りが強めです。でも付け合せのマヨネーズをまぶしてキャベツと一緒に食べると、味のバランスもよくご飯がメチャすすみます。
もっともこれ系の料理は続けて食べていると口飽きしたりするものですが、そういった心配はご無用。スタミナ丼に使うレモン汁をかけてみたり、コショウを追加でまぶしてみたりと、卓上に味変要素が豊富なんです。ふりかけが常備されている点もグッド、いっそ無限に食べられますよ。
さて、そんな「昭和食堂 秋葉原駅前店」の営業時間は、時短営業中は11:00~20:00まで。ラストオーダーの時間も切られているので、最近はゆっくり立ち寄ることができないのが残念ですね。懐かしの昭和歌謡が流れる店内で食べる、飾らないガッツリ系メニュー。今後も迷った時のスーパーサブな感じでお世話になると思います。
文: 編集部 絵踏 一