2022.03.10 12:00 更新
2022.03.10 取材
中央通りの旧ソフマップAKIBA②号店があった周辺エリアでは、現在再開発のための動きが加速しています。古いビルの解体が進んで、その中心にポツンと残っていた田中無線電機ビルも今月に入って解体が告知。その地下1階に入っている「麺屋はるか 秋葉原店」もまた、移転が決まりました。3月17日(木)をもって一時閉店することになるので、今のうちに食いだめしておかなくては・・・などと考えている次第です。
もとは“名古屋めし”の一種なわけですが、いまやすっかりアキバの定番グルメとして親しまれている人気店。こんなご時世でもピークタイムには行列ができるほどで、近隣ショップの店員にも愛好家がたくさんいます。「つい食べすぎてしまうので、行く度に1kg太っている・・・」などと言っている人もいましたが(笑)、その気持も分からなくはないですね。
さて、いつものように階段を降りてお店に入り、消毒を済ませたら券売機に向かいます。ちなみにこれまで数え切れないくらい通ってきましたが、実は1つだけ食べたことがないメニューがありました。それが「カレー台湾まぜそば」。個人的に辛いものがそれほど得意ではないので、辛さ×辛さのカップリングをちょっと敬遠していたんですよね。せっかくなので、この機会にコンプすることにしましょう。お会計は並盛で税込930円也。
晩ごはんタイムが迫りつつある時間帯とあって、来店時には半分ほど席が埋まっている状態。その後もひっきりなしに来店が続き、ほどなく満席になりました。サザンオールスターズが流れる店内で待つこと10分ちょっと、ほぼ待ち順番通りの流れで「カレー台湾まぜそば」がやってきました。
顔を寄せると、ほんのりカレーの香り。お椀のフチからもカレーが覗いていますね。海苔や水菜、玉ねぎ、ネギなどに囲まれて、中央には台湾ミンチと卵黄が鎮座。ちなみにマスクをしているからOKだろうと、ニンニクもいつも通り入れてもらいました。さて、早速気合を入れて混ぜていきましょうかね。
毎度この混ぜている時間の楽しいこと。卵黄を溶いて台湾ミンチに馴染ませつつ、周囲の具材を巻き込んでバランス良く混ぜ混ぜ。頃合いを見て食べ始めると、台湾ミンチの辛さの中でカレーの風味が主張する、辛旨な味わいに一気に箸がすすみます。
正直辛さのレベルはそれほどでもないとは思いますが、個人的にちょっとだけキャパオーバー。卓上の昆布酢を味を見ながら適量加えて、水を大量消費しながら食べていきます。軟弱な舌に若干デバフを受けつつではありますが、台湾まぜそば本来のジャンキーっぽさがアップして非常に美味。あえてキズをつけて提供される、もっちりの極太麺にしっかりカレー風味のタレが絡んでくれます。
そしてシメは、これまた定番の“追い飯”です。たいてい麺が食べ終わると、ちょっとだけ“食べ足りない感”が出るのですが、最後に少量のご飯を食べるだけで、ドシッとお腹が座って満腹になる不思議。しかも今回はカレー系ですから、ご飯との組み合わせが美味しくないはずがないのです。すっかり満腹になってごちそうさまでした。
さて、そんな「麺屋はるか 秋葉原店」の営業時間は、当面は10:00~20:00(ラストオーダー19:40)のコロナ対策時間。そして3月17日(木)で一旦閉店し、5月上旬に外神田4丁目に移転オープンの予定になっています。ちょっとブランクが空いてしまうので、待ちきれない人はあと一週間、一緒に食いだめしておきましょう。
文: 編集部 絵踏 一
麺屋はるか 秋葉原店: http://menya-haruka.com/