手頃な価格で買える、“廉価版iPhone”ことiPhone SEの第3世代モデルが先週末に発売されました。筐体は第2世代モデルと同じiPhone 8ベースながら、SoCは最新世代のiPhone 13シリーズ同等のA15 Bionicを搭載。性能は確実にアップしています。ただ第2世代の発売時に比べて値段もグッと上がってしまって、ちょっとお得感が薄れてしまったのが気になるところ。それに他の部分を冷静に見比べてみると、いま買うべきiPhoneは他にあると思うんですよ。

それがこちらの「iPhone SE 2.5」！･･･と勝手に呼んでいる「iPhone 12 mini」です（笑）。SoCこそ1世代前のA14 Bionicですが、正直このクラスになると劇的な違いはほぼ体感できません。むしろそれ以外の部分は「iPhone 12 mini」の方が良すぎて、総合力では上じゃないかと思っています。

まず「iPhone 12 mini」の方がコンパクトなのに画面サイズは大きくて（4.7→5.4）、しかも有機EL。実際に並べてみるとiPhone SEはベゼルも大きいし、設計の古さが目立ちます。初代からiPhone SEを使っている人はiPhone 5s同等のサイズ感を愛していたはずですが･･･それ以降はiPhone 8サイズになってしまって、残念に思っていた向きもあるはず。その点「iPhone 12 mini」の絶妙なサイズ感なら、初代SEが好きだった方も満足できるでしょう。

さらに「iPhone 12 mini」はカメラが2眼だしMagSafeにも対応、バッテリーも大きめで電池もちもグッド。これまで唯一のネックは、コロナ社会において生体認証が顔認証（Face ID）オンリーという点でしたが、最新のOSアップデートでついにマスク装着での認証に対応。もうこれで隙なし、死角なしの神スマホになったというわけです。

これで中古美品のAランク品で49,800円、外装にキズなどがあるCランク品なら3万円台で買えてしまうというお手頃価格。第3世代iPhone SEに比べて、だいぶお買得に手に入りますよ。

文： 編集部 絵踏 一
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