2022.03.09 12:00 更新
2022.03.08 配信
Apple Inc.(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2022年3月8日(現地時間)、4.7インチスマートフォンの最新モデルにあたる第3世代「iPhone SE」をはじめ、Appleイベントにて各種新製品を発表した。
第3世代「iPhone SE」は、第2世代モデルと同様に「iPhone 8」ベースのデザインを継承する4.7インチスマートフォン。プロセッサは「iPhone 13」シリーズと同じ最先端の「A15 Bionic」を搭載、乗り換えターゲットのiPhone 8に比べて性能が2.2倍に向上した。ネットワークは5Gに対応する。
また、トレードマークである指紋センサーの「Touch ID」を引き続き搭載。「iPhone 13/13 Pro」の背面に使われている“スマートフォンで最も頑丈”なガラスを両面に採用し、IP67の防水・防塵に対応する。シングル構成のカメラも「A15 Bionic」搭載により性能が向上している。
ストレージは64GB/128GB/256GBモデルをラインナップし、価格は税込57,800円から。カラーはミッドナイト/スターライト/(PRODUCT)REDの3色展開。3月11日(金)より予約を受け付け、3月18日(金)より販売を開始する。
スマートフォンの新製品としては、「iPhone 13」シリーズの新バリエーションも同時リリース。「iPhone 13 Pro/13 Pro Max」にアルパイングリーン、「iPhone 13/13 mini」にはグリーンの新色が登場する。上記同様に3月11日から予約注文を開始、3月18日より販売予定。
タブレット製品は10.9インチの第5世代「iPad Air」が発表。Airシリーズとして初めて、「iPad Pro(2021)」などに搭載されているM1チップを採用した。A14チップを搭載していた第4世代モデルに比べ、CPU性能は最大60%、GPU性能は2倍に向上したという。
そのほか、Wi-Fi+Cellularモデルは5Gに対応。Apple Pencil(第2世代)をサポートし、超広角1,200万画素のフロントカメラを備えるなどカメラ性能もアップグレードされている。
ストレージは64GB/256GBをラインナップ、価格はWi-Fiモデルが税込74,800円から、Wi-Fi+Cellularモデルが税込92,800円から。スペースグレイ/スターライト/ピンク/パープル/ブルー
PC関連の最新技術としては、“Appleシリコン”こと自社製プロセッサの最新モデル「M1 Ultra」が発表。2つのM1 Maxチップのダイを相互接続する「UltraFusionアーキテクチャ」が採用されている。
PC用チップとしては史上最多となる1,140億個のトランジスタを内蔵。20コアのCPUと64コアのGPU、32コアのNeural Engineで構成され、帯域幅800GB/secの最大128GBユニファイドメモリを搭載できる。16コアのWindows向けCPUと同じ電力で90%高いマルチスレッド性能を発揮、さらにピーク時パフォーマンスを100W省電力に実現するという。
その「M1 Ultra」を搭載する小型ワークステーションとして、新しい「Mac Studio」が発表。同時に5K Retinaディスプレイの「Studio Display」もリリースされた。
「Mac Studio」は「Mac Mini」を大型化したようなデザインで、わずか19.7cm四方のフットプリント、全高は9.5cm。10コア搭載の27型iMacより最大2.5倍、16コアXeon搭載のMac Proより最大50%高速という。
最大64GBのユニファイドメモリや最大8TBのSSDを内蔵、インターフェイスはThunderbolt 4や10ギガビットLANなどを備え、Wi-Fi 6に対応する。
本日から予約を受け付け、3月18日より出荷・販売が開始される。価格は「Mac Studio」が税込249,800円から、「Studio Display」は税込199,800円から。
文: 編集部 絵踏 一
Apple Inc.: https://www.apple.com/