2022.05.20 11:00 更新
2022.05.20 取材
ドスパラブランドを展開する株式会社サードウェーブ(本社:東京都千代田区)は先ごろ秋葉原において、新型ノートPC「S」シリーズの内覧会を開催した。打ちやすさにこだわった19.6mmピッチの日本語キー&テンキーを備える15.6型のフルHDモデルだ。
「操作性と使い勝手のほか、最新の周辺機器も利用できるノートPC」として、従来のDXシリーズのさらに上位という位置づけで登場したのが「S」シリーズだ。こだわったのが、定評のある「F-14TG」から継承したというキーボードデザイン。19.6mmのピッチを確保しつつ、JIS配列準拠で等サイズキートップを採用。約4°の打面傾斜(対DXシリーズ比)を付けることで、快適な打鍵感を実現した。
「まるっとF-14TGのキーを移植してテンキーを追加した」(担当者)というキーボードデザイン。変形キーと変則配列を排除。QWERTYキー部分とタッチパッドをPCセンター軸に寄せて配置した |
また「15.6型ならテンキーがあると便利」というユーザーの声を反映し、物理テンキーを装備させたのもポイント。タッチパッドをテンキーとして使う機能も追加する事で、より利用しやすいように工夫されている。
「フロストパッド」と呼んでいるタッチパッド兼テンキー。銀行ATM風の入力イメージで思いのほかしっかりと反応する |
インターフェイスも充実している。USBポートは5つで、うち2つは映像出力(Display Port1.2準拠)とAC電源入力(USB PD対応)端子も兼ねたThunderbolt 4(Type-C)。そのほか、USB3.2 Gen.2 Type-A x1、USB3.2 Gen.1 Type-A x1、USB2.0 Type-A x1。HDMI2.0bのほか、マイク入力/ヘッドホン出力端子を備えている。
Thunderbolt 4(Type-C)を備えるため、多機能ドッグを追加しさらにインターフェイス周りを充実させることも可能だろう |
外装は薄型アルミを採用し、ロゴや模様を一切省くスッキリとしたデザイン。家庭用PCとしてはもちろん、ビジネス用途でも違和感なくシーンを選ばない外観が印象的だ。
ラインナップはCPUにCore i3-1115G4(インテルUHDグラフィックス)、メモリに8GB LPDDR4x-3733、ストレージに256GB NVMe SSDを搭載する「SA503i」、CPUにCore i3-1135G7(インテルIris Xe グラフィックス)、メモリに8GB LPDDR4x-3733、ストレージに256GB NVMe SSDを搭載する「SA503i」、CPUにCore i3-1165G7(インテルIris Xe グラフィックス)、メモリに16GB LPDDR4x-3733、ストレージに512GB NVMe SSDを搭載する「SA503i」の3モデルが用意される。
そのほか、共通の基本スペックを確認しておくと、液晶が非光沢の15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)でリフレッシュレートは60Hz。ネットワークはIntel Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)無線LAN、Bluetooth 5.2、microSDカードリーダー、HD画質(720p)WEBカメラ。バッテリーはリチウムイオンで、駆動時間は最大約14時間(充電は約2.4時間~2.6時間)、電源は65W USB PD仕様のコンパクトサイズになっている。外形寸法は幅359mm、奥行き235mm、高さ17.0mm、重量約1.7kg(バッテリー含む)。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
株式会社サードウェーブ: http://info.twave.co.jp/