2022.08.05 11:38 更新
2022.08.05 取材
中国のスタートアップ・AYANEOが手がける、超軽量設計の携帯ゲーミングPC「AYANEO AIR」が9月16日(金)に発売予定。UMPC専門店のハイビーム 秋葉原本店などで販売されるほか、AYANEO日本公式サイトでは早割が適用された“先々行予約”が始まっている。
「AYANEO AIR」は、Windows 11 Homeを搭載した“世界最軽量ポータブルゲーミングPC”を謳うハンドヘルド型デバイス。わずか約398gの超軽量デザインが特徴で、同時期に国内発売がアナウンスされた「Steam Deck」(669g)に比べても大幅に軽い。
Nintendo Switch/Switch Liteとの比較。外形寸法は幅224mm、奥行き89.5mm、厚み17~26mm |
ディスプレイは解像度1,920×1,080ドットの5.5型AMOLED(アクティブマトリクス有機EL)を採用。プロセッサはZen 3アーキテクチャを採用するRadeon Graphics内蔵のRyzen 5 5560U(最大4.0GHz)を搭載し、メモリLPDDR4X 16GB、ストレージとして512GB SSDを内蔵する。
多くのインディーズゲームを1,080pで、AAAタイトルを720pでプレイできるパフォーマンスを備える。販売店によれば、フォートナイトを平均70fpsでプレイできるほか、原神やApex Legendsも60fps前後でプレイ可能という。
また、低負荷で2時間、高負荷ゲームで1時間ほどのゲームプレイが可能な7,350mAh(28Wh)バッテリを内蔵している。
携帯ゲーム機ライクなエルゴデザインのボディには、ドリフト現象が発生しないGuliKit社のホールセンサージョイスティックをデュアル搭載。さらにABXYボタンや十字キー、4つのトリガーボタン、プログラム可能な2つの“隠しボタン”(拡張ボタン)、指紋センサー付き電源ボタン、専用ランチャー「AYA Space」の起動ボタンなどを備える。ジョイスティックやトリガーは感度調整も可能だ。
また、インターフェイスとしてUSB 3.0級転送の高速microSDスロット、上下両方に最大65のUSB PD充電に対応したUSB Type-Cポートを実装。ネットワークはWi-Fi 6+Bluetooth 5.2をサポートしている。
シリーズラインナップはスタンダードモデルの「AYANEO AIR」のほか、メモリとストレージ容量(16GB+512GB→8GB+128GB)を抑えた低価格版「AYANEO AIR LITE」、バッテリを7,350mAh(28Wh)→10,050mAh(38Wh)に増量した大容量モデル「AYANEO AIR Pro」、さらに上位CPUのRyzen 7 5825Uと1TB SSDを搭載した「AYANEO AIR Pro ADVANCE VERSION」からなる4モデル構成。
「AYANEO AIR Pro/Pro ADVANCE VERSION」は、バッテリ増量により厚み(最薄17mm→21.6mm)と重量(398g→450g)も増加している。カラーは「AYANEO AIR」がポーラブラック/オーロラホワイトで、9月末頃出荷予定の「AYANEO AIR Pro/Pro ADVANCE VERSION」はポーラブラックのみ。
「AYANEO AIR」と「AYANEO AIR LITE」は9月16日、「AYANEO AIR Pro/Pro ADVANCE VERSION」は9月末頃出荷開始予定。ギガビットLANやHDMI 2.0b出力、USBハブなどを備えた据え置き使用向けの専用ドックも9月下旬に発売される |
販売価格は「AYANEO AIR」が税込132,800円、「AYANEO AIR LITE」が税込107,800円、「AYANEO AIR PRO」が税込148,000円、「AYANEO AIR PRO ADVANCE VERSION」が税込206,800円。いずれも8月18日(木)まで先々行予約を受け付けており、15%オフの早割価格で購入可能。また、ハイビーム 秋葉原本店では8月5日(金)~7日(日)の期間限定で「AYANEO AIR」の先行展示が行われる。
文: 編集部 絵踏 一
AYANEO: https://www.aya-neo.jp/
ハイビーム 秋葉原本店: https://www.high-beam.shop/