旭化成エレのDAC・アンプを左右独立搭載、ドライバーは2BA+1DD構成

ポータブルオーディオの人気ブランドFiiOから、“音質特化型”を謳う完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「FW5」が発売。e☆イヤホン秋葉原店本館にて税込29,700円で販売されている。

完全ワイヤレスイヤホンのために専用開発された、旭化成エレクトロニクス製のDAC・アンプ一体型チップ「AK4332」を左右独立構成で搭載。ハイエンドDACチップ向けの「VELVET SOUND テクノロジー」を採用し、S/N比最大109dBかつTHD+N特性101dBという優れた再生品質と低消費電力を可能にしている。

また、ドライバーは高域用にKnowles製のBAドライバー×2、中・低域用にDLC素材の10mmダイナミックドライバーを搭載する2-Way 3ドライバー構成を採用。イヤホン本体に独立した32段階のボリューム調整機能を備え、音質劣化を最小限に止める工夫が用いられている。

そのほか、デュアルマイク＋cVcノイズキャンセリング機能によるクリアな通話機能も特徴とする。

QualcommのフラッグシップBluetoothチップ「QCC5141」による高品位なワイヤレス伝送もトピック。接続インターフェイスはBluetooth 5.2で、Snapdragon Soundに対応するほか、LHDCやaptX Adaptiveなどの高音質コーデックをサポートする。

イヤホン本体はIPX4の生活防水性能を備え、重量は片側約6.4g。バッテリライフはイヤホン単体で最大約7時間、充電ケース込みで最大約21時間とされる。なお、製品には独自開発の超薄型イヤーチップ「HS18」が付属している。

文： 編集部 絵踏 一
e☆イヤホン秋葉原店本館： https://www.gdm.or.jp/crew/2021/0422/389607