2023.02.06 11:53 更新
2023.02.06 取材
“音質ファースト設計”によるハイクオリティなサウンドを特徴とするワイヤレスイヤホンのハイエンドモデル「FoKus Mystique」がNoble Audioから発売。e☆イヤホン秋葉原店本館にて店頭価格税込58,300円で販売が始まっている。
“カスタムIEMを無線化する”というコンセプトで開発された「FoKus PRO」の後継モデルにあたる最上位ワイヤレスイヤホンで、前世代から“音質ファースト設計”を継承。さらに各帯域のまとまり感や音階が把握しやすいディテールの細やかさが向上し、より豊かな表現力を実現したという。ショップ店員も「現行のワイヤレスイヤホンにおけるトップオブトップ。とにかく音質重視を突き詰めた設計になっている」と、そのクオリティに太鼓判を押す。
そのため、搭載している周辺機能はヒアスルー(外音取り込み)機能とマイク機能程度。昨今のワイヤレスイヤホンでは定番のノイズキャンセリング機能も非搭載だが、「カスタムIEMメーカーならではの膨大な耳型データをもとに設計されているので、フィット感が段違いで耳栓のようにノイズを遮断している。ノイキャン非搭載のデメリットはない」(ショップ)とのこと。
イヤホンとしては、Knowles製の高音質BAドライバー×2と特注の8.2mmダイナミックドライバー×1によるハイブリッド構成を採用している。各ドライバーはシェル内部の音響空間に同一線上に並ぶようレイアウトされ、ドライバー間の位相差を効果的に排除。BAドライバーは音導管を使用していないため、「瑞々しい音をそのまま感じることができる」(メーカー)という。
また「FoKus PRO」同様に、ブランド創立者にして“Wizard”の異名をもつ聴覚学者・聴覚専門医のジョン・モールトン博士がサウンドチューニングを手がけている。
店頭ではすでに生産終了になった前世代モデルの「FoKus PRO」と聴き比べできるコーナーが設けられている |
接続インターフェイスはBluetooth 5.2で、コーデックはSBC/AAC/aptX/aptX Adaptiveをサポート。左右ユニットに個別にデータを伝送するTrueWireless Mirroringにも対応している。バッテリライフは連続再生7.5時間程度で、充電ケースを使用することで3~4回分の充電が可能とされる。また、製品にはノーマル(S/M/L)およびダブルフランジ(XS/S/M)タイプのイヤーピースが付属している。
文: 編集部 絵踏 一
e☆イヤホン秋葉原店本館: https://www.gdm.or.jp/crew/2021/0422/389607