「Xeon w9-3495X」はクーラーorマザーとのセット購入が必要がバルク品

Intelの最新ワークステーション向けCPU「Xeon w-3400」シリーズが店頭に登場。物理56コアを誇る最上位モデルの「Xeon w9-3495X」を含め、販売がスタートしている。

“Sapphire Rapids”の開発コード名で呼称されていた、最新世代のワークステーション向けCPU。56コア/112スレッドの最上位モデル「Xeon w9-3495X」（最大4.8GHz/PBP350W）を筆頭に、32コア/72スレッドの「Xeon w9-3475X」（最大4.8GHz/PBP300W）、28コア/56スレッドの「Xeon w7-3465X」（最大4.8GHz/PBP300W）、16コア/32スレッドの「Xeon w5-3435X」（最大4.7GHz/PBP270W）を合わせた4モデルが入荷している。

新設計のメモリコントローラと最大105MBに大容量化したL3キャッシュが特徴で、CPUチップレットを結合したEmbedded Multi-die Interconnect Bridge（EMIB）を採用。Intel Turbo Boost Max Technology 3.0により最大4.8GHzで動作、前世代からシングルスレッド性能が最大28％、マルチスレッド性能は最大120％向上したとされる。CPU・メモリのオーバークロックに対応するほか、最大4TB/8チャネルのDDR5 RDIMMメモリやPCI Express 5.0、Wi-Fi 6Eなどをサポートする。

入荷したショップは、オリオスペックとパソコンSHOPアーク（「Xeon w7-3465X」「Xeon w5-3435X」は受注販売）で、オリオスペックでは全モデルがすでに完売。また、最上位モデル「Xeon w9-3495X」はCPUクーラーまたはマザーボードとのセット販売が条件のバルク品になっており、オリオスペックではNoctua「NH-U12S DX-4677」とのセット価格（他の対象パーツを選択することも可能）が税込980,540円、パソコンSHOPアークでは単体価格（追加で対象パーツの同時購入が必要）が税込998,000円。

その他モデルの販売価格は、「Xeon w9-3475X」が税込629,800円、「Xeon w7-3465X」が税込489,800円、「Xeon w5-3435X」が税込269,800円となっている。両ショップとも「対応メモリやマザーボード、CPUクーラーについて不明点があればいつでも相談してほしい」とのこと。

文： 編集部 絵踏 一/取材・撮影：Tawashi
パソコンショップアーク： https://www.gdm.or.jp/shop/ark/
オリオスペック： https://www.gdm.or.jp/shop/olio/