2023.05.10 08:00 更新
2023.05.10 取材
パッと見はちょっと横長の画面を備えたノートPCのように見えるでしょうか。今回チェックしていく「K3」は、実はディスプレイとメカニカルキーボードを合体させたという、珍しいタイプのType-Cデバイス。ノートPCやスマホと接続、それらの利便性を高めてくれるというシロモノです。
クリエイターは拡張ディスプレイなどの周辺機器を手がけている香港のKwumsy。同社が“世界初の画期的なデバイス”と謳うだけはあり、Kickstarterにて目標額の3,200%以上を調達するなど注目を集めているようです。
まずディスプレイの方から見ていくと、解像度1,920×720ドットの横長なIPSパネルを採用し、画面サイズは13型。いつぞやスタートアップに登場してからというもの、急速に一般向けにも展開するに至った“チョイ足し”できるセカンドスクリーンというやつですね。ゲーム機やラズパイ用のディスプレイとして使うことも想定されているようです。
画面は10点マルチタッチと24~60Hzの可変リフレッシュレートに対応、直感的な操作と滑らかな表示が可能です。最大90°の角度調整にも対応しています。
そしてそのディスプレイに一体化しているのは、82キー搭載のメカニカルキーボード。独立した矢印キーやファンクションキーを搭載しているなど、生産性が高そうなレイアウトを採用。ボリューム調整などに使えそうなコントロールノブも備えています。スイッチはホットスワップ対応のソケット式になっており、好みのスイッチに換装することも可能なようですね。
さらに外付けストレージとして認識されるM.2スロットを装備。背面にはUSB 3.0ハブ×2やSD/microSDスロット、最大60WのUSB PD給電が可能なUSB Type-C入力も備えており、「K3」に接続したノートPCへ給電することもできます。
さてそんな「K3」のプロジェクトは、2023年5月25日22:00(日本時間/UTC+09:00)まで。支援額は45%オフの早割が適用された、1,799香港ドル(約31,000円前後)からのプランが用意されています。タッチスクリーンにメカニカルキーボード、さらに多機能ドックが合体するという、ありそうでなかったコンセプト。便利に使えるシチュエーションはそれなりにあるのかもしれません。
文: 編集部 絵踏 一
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/