2023.05.30 12:00 更新
2023.05.30 取材
2019年以来4年ぶりに台湾入りした取材班。メインとなるCOMPUTEXはもちろん、台北の秋葉原こと「光華商場」(およびその周辺)の様子も気になるところでコロナ禍以降、どのように変化しているだろうか。そこで今回は「光華商場」からスタートし、隣接する大型商業施設「三創生活園区」、さらにその周辺の様子を散策してみよう。
まず最初に訪れたのは、台湾PCの聖地「光華商場」だ。日曜の午後ということもあり、大勢の買い物客で賑わい、新型コロナウイルスの終息した事を実感させられる。近頃の秋葉原は以前にも増して若い人が増えているが、こちらはカップルや小中学生など、より若年層が多い印象。PlayStation 5やNintendo Switchといったコンシューマゲーム機の人気は日本同様だが、それを上回る勢いでゲーミングPCへの関心度が高いようだ。
1FにあるASUSの専門ショップ |
ASUSオリジナルPCが販売されていたが、搭載CPUは第10/11世代Coreシリーズばかり。ちなみにGeForce RTX 3060搭載モデルで約27万円だった | 先日国内でも正式発表されたRyzen Z1 Extreme搭載のポータブルゲーミングPC「ROG Ally」は先週から展示中とのこと。試遊する人も多く、来店客の注目度も高いようだ |
「光華商場」には多数のPCパーツショップがある中、一番の賑わいを見せているのが「原價屋」。台湾の自作派には定番ショップである事がわかる |
先日発売されたばかりのGeForce RTX 4060 Tiなどグラフィックスカードの在庫はレジ奥の棚にぎっしりと並べられていた | CPUやグラフィックスカードによるフレームレートの違いを説明する店員。この後GeForce RTX 4070を購入していった |
ちなみに、CPUやSSD、HDD、グラフィックスカードの価格を確認すると、台湾に比べ秋葉原の方ががやや安い印象。レートの関係から「出張ついでにSSDを購入」といった業界人の楽しみはすっかり奪われてしまった格好。また、軒を連ねる各ショップの価格は基本的に大きな違いはなかった。
限られた陳列スペースを有効活用すべく、冷却ファンは天井から吊り下げるスタイル | CPUやSSD、HDDの価格表の掲示方法はアキバ同様の見慣れた風景 |
ショップによって推しのメーカーがあるようで、こちらの店舗の品揃えはMSIやGIGABYTEに特化していた |
WD製HDDのパッケージは日本と異なり本体が見える小窓付き。国内でもぜひ採用してほしい | 液晶ディスプレイはゲーミングモデルに注力している印象。中でもASUSの展示デモを多く見かけた |
MOD PC専門ショップ「職人電脳」。オーダーを忠実に再現したワンオフPCを販売している。取材時は「のぎざか46」水冷MOD PCを制作中 |