2023.06.01 11:10 更新
2023.06.01 取材
Streacomブースにて完全ファンレスケース「SG10」の足元で動作していた、小さなアナログメーターが気になっていた人はいるだろうか。「VU1」と名付けられたこのメーターは、実はれっきとした新プロダクトで、もうすぐ市場に登場する見込みらしい。
システム情報などをダイヤルゲージで表示するアナログメーターで、以前からアナログメーターのガジェットを設計していたエンジニアのSasa Karanovic氏とのコラボモデルとのこと。55mm角の立方体にバックライト内蔵のE Inkディスプレイを搭載。CPUやGPUの動作クロック、使用率といったシステム情報を表示し、それに連動してダイヤルゲージの針が動くといった寸法だ。
E Inkディスプレイの解像度は200×144ドットで、ピクセル密度が高くクッキリとした表示が可能。表示されるデータは専用ユーティリティを使用して割り当てることができる。オープンソースのため、「実質的にどんな情報でも表示できる」とのこと。
各メーターはType-C接続によるデイジーチェーンに対応しており、製品は4つのメーターで1セットを構成。1つがPCと接続するメインのハブユニットとして動作し、残りが子機になる。複数セットを用意することで、最大64台までの連結が可能なようだ。
なお、カラーはシルバーとブラックの2色。価格は99ドルで、グローバル市場では9月頃の発売を予定している。
文: 編集部 絵踏 一/取材・撮影:池西 樹
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