2023.06.04 23:07 更新
2023.06.04 取材
個性的かつコストパフォーマンスのよいPCケースで知られるRAIJINTEK。最近の日本市場では露出が減っているものの、COMPUTEX TAIPEI 2023では元気にブースを出展していました。そこで目に留まったのが得意のPCケースではなく、グラフィックスカード用汎用クーラー「MORPHEUS 8069」です。
アルミニウムフィンは129枚で構成され、サポートTDPは400Wまで。鏡面仕上げの銅製ベースやφ6mm×12本のヒートパイプを採用する |
日本では未発売ながら、グローバル市場では昨年11月に発売済み。対応GPUはNVIDIA GeForce RTX 3080/3090/3090 Ti、およびAMD Radeon RX 6700/6800/6800 XT/6900XTに加え、新たにGeForce RTX 4090もサポートしているのがポイントです。
担当者に詳しく話を聞くと「GeForce RTX 4090でテスト済みなので問題ナシ。ファンは120mmのデュアル仕様なので基板サイズも254mmに収まる」と自信たっぷり。たしかに「MORPHEUS 8069」を使えば「ASUS GeForce RTX 4080 16GB GDDR6X Noctua OC Edition」のようなカードが自作できるかもしれません。
ちなみにヒートシンクの厚さは44mm。例えばNoctuaの人気120mmファン「NF-A12x25」を搭載した場合、厚みは70mm以下となる計算で、これは約3.5スロットに相当します。個人的にはGeForce RTX 4090(さすがに不安)よりも、GeForce RTX 4070/4080クラスでデュアルファン化ができたら面白そう。国内販売を待ちたいところです。
文: 編集部 Tawashi
RAIJINTEK Co Ltd: http://www.raijintek.com/