2023.06.05 11:18 更新
2023.06.05 取材
こんにちは、レビュー系ライターのジャイアン鈴木です。埼玉に住んでいるので国内の発表会にもあまり行けない私ですが、年に1回のCOMPUTEXは2018年、2019年、そして今年の2023年と参加しています。
理由はもちろんいろいろあるのですが、COMPUTEXは比較的お手頃価格で取材できるイベントなんですね。CES、IFA、MWCなどたくさんのイベントがありますが、節約すれば10万円以内で飛行機代、宿代、滞在費が納まります。
もちろん新製品、新技術に触れられたり、飯が美味かったり、飯が美味かったり、飯が美味かったりもするのですが、普段レビュー仕事で家にこもりっぱなしの私にとって、年に一度の気分転換的取材旅行なのです。
COMPUTEXは台北南港展覧館1館と同2館で開催されています |
取材旅行の手続きですが、主にプレス登録、飛行機と宿の手配、寄稿先の確保に分かれます。プレス登録はイベントによりますが、COMPUTEXについてはそれほど難しくありません。日本語のページが用意されているのでオンライン事前登録を済ませておけば、あとは現地のメディアセンターでバッジを受け取るだけ。ライターとしての活動実績があれば、必要事項を入力して、ウェブ記事、雑誌の紙面のPDFなどを送るだけでOK。不備がなければ、大体10日前後で「Registration Confirmed(登録が完了しました)」というメールが届きます。簡単ですね。
プレス登録する際には取材旅行記を書く予定がなかったので、会期終了後にスクリーンショットを撮っています。たしかこの「オンライン事前登録」から申し込んだ……はずです |
飛行機と宿の手配については旅行代理店ならすべておまかせできますが、可能なかぎり出費を抑えたいので、安価なチケットと宿を自分で探します。しかし、私の場合は今回を含めた3回とも、同じ宿に泊まるライター仲間の中山智氏がチケットを探し、宿も予約してくれたので、自分でやったのはチケットの購入だけ。なので、飛行機と宿の手配についてはノウハウ的なことは書けません。申し訳ないです!
7日間、取材旅行を共にしたライター仲間の中山智氏。トラベルライターとしても活動しているので頼りになります。本当は中山氏に取材旅行記を依頼したほうがよかったのでは?→編集部様 |
取材旅行の準備の中で、ある意味最も大変なのが寄稿先の確保。お付き合いのある編集部様はいくつかあるのですが、ほかのライターさんが書いている媒体に持ちかけると、聖域に土足で踏み込むようなものじゃないですか。なので今回は、私の知り合いのライターが書いていないと思われる、エルミタージュ秋葉原にご相談した次第です。
今回はエルミタージュ秋葉原様では、MSI、NVIDIA、ENERMAXの記事などを担当いたしました。未読の方はぜひご覧ください。「Stealth 16 Mercedes-AMG Motorsport」、よかったですよ。欲しくなりました! |
衣食住についてはお金をかけるほどゴージャスになるのですが、私が今回泊まったのは中山さんがAirbnbで手配した、ひとり1泊約3,900円の宿。この価格にしては綺麗で過ごしやすい宿でしたが、洗濯機と机がないのにはちょっと困りました。
ただ洗濯機がないのは予想していたので、とりあえず5日ぶんの衣服を用意して、臭いを嗅ぎつつやり繰りしました。足らなくなったらコインランドリーに行こうと思っていましたが、なんとか最終日はジーパン以外は未使用の服で帰ることができました。
これが今回の仕事場。11インチのMacBook Airで、12.9インチiPad Proをセカンドディスプレーとして使用。この低いテーブルの前で、DEATH NOTEのLみたいな姿勢で仕事をしていました |
これは最終日前日夜の写真。パンツはこの時点でもう履いています |
食については……大満足です! これも中山さんのおかげなのですが、まあ美味い店をたくさん知っているんですよ。食べた料理をぜんぶご紹介すると、MSI、NVIDIA、EVERMAXの記事より長くなっちゃうので、一番美味しかった店、料理だけをご紹介します。
毎回行っている雲南料理屋の人和園。ひとり1000元をちょっと超えるのでちょっとお高めです |
これが一番のお気に入りの「特製グリーンピーススープ」。優しいお味です。最終日に食べると癒やされます |
台湾の地元の方が食べている料理も大好物。最終日の夜もひとりで行きました |
台湾でのもうひとつの楽しみと言えば買い物。特に我々PCマニアにとっては「光華商場」は聖地的な存在です。編集部のTawashiさんが今回取材に行っていますね。
私は今回は時間がなくて行けなかったのですが、数ヵ月前に光華商場を訪れています。個人的には「三創生活園区」よりも、光華商場の小さい店のほうが好きですね。まあ日本で購入できる商品が多いですが、品揃えが凄いですよ。
左が三創生活園区、右が光華商場。昔は光華商場の前の道路に、怪しげな商品を売っている露店が並んでいたそうです |
今回かかった費用は、往復飛行機代が54,690円、宿代が26,867円、滞在中の食事代と交通費がざっくり3万円。ということで合計111,557円となります。10万円を超えてはいますが、まあ今回はそれほど節約していないのでご容赦ください。
ぶっちゃけると海外取材で稼いだ原稿料でウハウハという書き手はごく少なく、まあだいたいトントンになれば御の字です。ただ取材中に得た知識や写真、知り合ったメーカー担当者さんとのご縁は、今後のライター活動に生かされます。エルミタージュ秋葉原の編集部も今後たくさんの仕事をくれるはずですしね!!!!!
COMPUTEXは一般客として入場可能。エルミタージュのCOMPUTEX関連記事で展示物を直接見たくなった方は、来年参加してみてはいかがでしょうか?
文: 撮影・ジャイアン鈴木
COMPUTEX TAIPEI 2023記事一覧: https://www.gdm.or.jp/crew_tag/computex-taipei-2023