2023.06.30 12:03 更新
2023.06.30 取材
初期型スーパーファミコンを高画質化できる改造基板の改良版「SHVC Video Improvement Kit v1.2」の店頭デモが家電のケンちゃんでスタート。技術系サークル「モフ電子」による同人ハードウェアで、予価は税込2,980円とされる。発売は7月下旬の予定。
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3月に入荷してあっという間に完売してしまった「SHVC Video Improvement Kit v1.0」の改良版にあたる、スーパーファミコンの改造基板。初期型スーパーファミコン(本体裏がすべてゴム足のタイプ)に組み込むことで、入手が難しい後期型の“1Chipスーパーファミコン”に匹敵する映像の鮮明化が可能になる。組み込み後は「細部の滲みが解消されてシャープな映像になる」(ショップ)とのこと。
先行版(v1.0)では、PPUの足を上げてはんだ付けしたり部品の除去が必要だったところ、改良版(v1.2)ではPPUの足上げが不要になり改造の難易度が低下した。その代わりとして、ビアを一箇所パターンカットする作業が追加。電源を基板に配線するための配線材も必要となる。
なおショップによれば「PPUの足上げに比べれば、大幅に楽に改造できる」とのこと。組み込みイメージやパターンカットの箇所については、店頭のデモ機で確認できる。
文: 編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926