2023.07.18 12:01 更新
2023.07.18 取材
レトロゲーム機と一体化できるスロット接続型の液晶ディスプレイが家電のケンちゃんに入荷。ファミコン用の「FC用液晶カセット」が税込6,280円、メガドライブ用の「MD用液晶カセット」が税込6,980円で販売されている。なお、ファミコン用は現時点で在庫切れで7月20日頃に再入荷予定。
FC用液晶カセット |
なんとレトロゲーム機と合体してテレビなしにゲームがプレイできるという、ありそうでなかった“カセット型”の3.5型液晶ディスプレイが登場。ファミコンとメガドライブ用の2モデルで、いずれも上部にゲームカセットが接続できるスロットを備えている。
映像・音声はビデオ出力から付属ケーブルを使用して側面のピンジャックに接続する仕様になっており、液晶下部にはスピーカーも内蔵。ただしスピーカーは「最大にしてもかなり音量が小さく、実用的ではない」(ショップ)とのこと。製品には設定用の小型リモコン(かなりの至近距離で使う必要あり)が付属し、明るさやコントラスト比、色味、メニュー言語などが変更できる。
MD用液晶カセット |
ちなみに「FC用液晶カセット」が対応するのは、ビデオ出力を備えたファミコンおよびその互換機。初代の赤白ファミコンは無改造では使用できないほか、ショップによれば「携帯型のFC互換機では、消費電力の都合なのか使用できない」とのこと。
また「MD用液晶カセット」の方はMD2以降のメガドライブに対応し、形状の都合から「海外版のGENESISではスロットを加工しないと物理的に入らない」「MD1では電源ボタン連動の“カセット切り込み引っ掛け棒”を除去しないと使えない」(ショップ)という。さらにスロットを保護するホコリ避けのカバーがネジに引っかかる場合があるなど、運用にはある程度の工夫が必要になる。
これらの仕様やスピーカーの性能などから、ショップでは「ちょっとイロモノな感じ。わかる方だけよろしくというアイテム」と説明している。
ファミコン版では、なんと「FCカセットにラズパイ載せてDOOMがヌルヌル動いちゃう基板」も動作する模様 | メガドライブ版を海外の携帯機「Sega Genesis Nomad」(諸々改造済み)で動かしているデモ |
文: 編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926