BA×2/DD×1のハイブリッド構成。シェルにはスタビライズド・ウッドを採用

“音質特化”の設計と特別なチューニングが施された、Noble Audioのハイエンドワイヤレスイヤホン「FoKus Prestige」が発売。e☆イヤホン秋葉原店本館にて、店頭価格は税込103,390円で販売が始まっている。

今年2月に発売された“音質特化”の高級モデル「FoKus Mystique」をベースとして、内部構成を再設計したというプレミアムなワイヤレスイヤホン。“Wizard”こと聴覚学者・聴覚専門医のジョン・モールトン氏による特別なチューニングが施されているほか、イヤホンのシェルと充電ケースの外装にはスタビライズド・ウッドが採用されている。

大型ながら、カスタムIEMメーカーならではの優れたフィット感も特徴。膨大な耳型のデータを元に設計されており、密閉性を高め自然に周囲のノイズを抑える形状になっている。

ハイエンド有線モデルで採用実績のあるKnowles製BAドライバー2基と、クリアで深みのある低域を表現する8.2mmダイナミックドライバー1基によるハイブリッド構成。各ドライバーはそれぞれのポテンシャルを最大限に引き出すため、内部の音響空間に同一線上に並ぶようレイアウトされ位相差が効果的に排除されている。

また、音質特化型ながらクリアな通話品質とヒアスルー機能による実用性を備え、従来モデルから扱いやすさが向上。側面にはオーディオコントロール用のタッチセンサーも内蔵している。

そのほか、Qualcomm製BluetoothチップのQCC3040を搭載し、左右のイヤホンへそれぞれデータを伝送する「TrueWireless Mirroring」に対応。アンテナなど内部回路も見直されたことで、連続再生時間も約10時間に向上している。

接続インターフェイスはBluetooth 5.2で、SBC/AACのほかaptX/aptX adaptiveなど高音質コーデックに対応。また、専用アプリとの連携でイコライザー設定や測定したユーザーの可聴域をもとにした自動チューニング機能などが利用できる。

文： 編集部 絵踏 一
e☆イヤホン秋葉原店本館： https://www.gdm.or.jp/crew/2021/0422/389607