2024.01.09 10:00 更新
2024.01.09 取材
Intelの最新デスクトップ向けCPU「第14世代Intel Coreプロセッサ」に「Non-K」モデルが登場。秋葉原の複数ショップでは、1月9日(火)の開店時より販売がスタートしている。登場したのは、Core i3からCore i9までの10製品。さらに省電力向け「T」モデルも数製品が今後発売される予定。
第14世代Intel Core Non-Kモデルは、オーバークロック機能が省略された他、動作クロックもKモデルに比べると控えめ。ただしその分Processor Base Power(PBP)は最大65W以下、Maximum Turbo Power(MTP)も最大219W以下に設定されるなど、消費電力や発熱が抑えられているのが特徴だ。
対応ソケットはLGA1700で、チップセットは一部製品ではBIOSのアップデートが必要ながら、従来のIntel 700/600シリーズを搭載するマザーボードがそのまま利用できる。なお製品詳細やパフォーマンスについては、検証レビューを是非ご一読頂きたい。
9日(火)の開店時より販売されたのは、パソコンショップアーク、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.。なお、いずれのショップでも売れ筋と目されているのは「Core i7-14700」で、8コア/16スレッドのPコアと12コアのEコアを搭載。ブーストクロックは5.40GHz、EコアのMax Turboクロックは4.20GHzと、従来モデル「Core i7-13700」に比べ、スペックが大きくアップしている点が注目されている。
「コア数が増えたCore i7-14700で決まり」(店員談)の声が多数きかれた第14世代Intel Core Non-K版。気になる初回の販売価格は、上位モデルの「K」付きより高めに設定されている(価格表はツクモパソコン本店) |
なお、デスクトップ向けローエンドの新顔として「Intel 300」が登場している。「Pentium Gold G7400」の後継で、スペックは2コア/4スレッドのPコアを搭載しクロックは3.90GHzとされる。
自作PCの黎明期より続いたPentiumやCeleronがついに消滅した点について、古参のバイヤー達からは「昔を知るものとしてはやはり寂しい」というコメントが多く聞かれた |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Intel: https://www.intel.co.jp/