2024.03.03 00:00 更新
2024.03.03 取材
アキバの街で“丼もの”を淡々と食べては(なぜか)日曜の深夜にひっそり掲載していく、謎の定番コーナー「深夜丼」。今回は、昭和通り方面にある中華そば専門店の「新福菜館 秋葉原店」に行ってきます。
うっすら小雨が降りしきる中、お店に滑り込んだのは金曜の20時前。その後ドヤドヤと席が埋まり始めるのですが、来店のタイミングはうまい具合に空いていました。そして入り口の券売機で購入したのは、お店に入る前に決めていた「まかない丼」(750円)。複数ある丼ものは、どうやら750円均一のようですね。
食券を買っている間に店員さんが水を用意してくれているので、そのままコップが置かれた場所に着席。のんびり待つ間もなく、5分と経たずに「まかない丼」が運ばれてきました。このスピード感は実に素晴らしいですね。
対面したのは、いわゆる中華丼とは趣の異なる、いかにもまかないで出てきそうな雰囲気満点の一杯。ご飯の上にはラーメンに使われるチャーシューをどっさりのせて、太めのメンマと煮玉子、さらに(これまたラーメンに入れられる)九条ネギが無造作に盛られています。このお店は真っ黒な醤油スープのラーメンとチャーハン(焼き飯)が売りなのですが、かかっているタレはそのスープに使われるものっぽいですね。
味はおそらく想像した通りのもので、ジャンキーな感じが実にグッド!いかにも途中で口飽きしそうな肉肉しい見た目ながら、ネギの食感と清涼感がそれを打ち消してくれるバランスの良さ。出来合いの材料を使う手間いらずな料理っぽいのに、満足度高めでボリュームも十分です。一緒にラーメンを注文して、スープをかけながら食べても美味しいかも、などと思いました。
文: 編集部 絵踏 一
新福菜館 秋葉原店: https://shinpukusaikanakihabara.foodre.jp/