2024.04.15 11:22 更新
2024.04.15 取材
ファミコンのPPUと置き換えることで、RGB化と性能強化が行える改造基板「RGB2C02N」の新バージョンが入荷。技術系サークル「BAKUTEN工房」による同人ハードウェアで、家電のケンちゃんにて税込17,980円で販売されている。
【関連記事】ドラクエIIIのパーティもチラつかず表示可。ファミコンをスプライト強化&RGB化できる基板が近く発売(2024.01.12 12:41 更新)
ファミコン実機のPPU「RP2C02」と置き換え、“RGB出力ファミコン化”できる改造基板。さらにマップ上のオブジェクト表示などに使われるスプライトを強化する「SPEXモード」を搭載しており、通常8個までに制限されるファミコンのスプライト表示を15に増強することができる。
今回入荷したのは、1月に発売された「RGB2C02N」の新バージョン。2次ロット品から変更されたサブ基板に非常に小さな部品(しかも極性あり)が使われており、「実装作業がおっさん泣かせだった」(ショップ)という点を改良。あらかじめ極小部品が実装済みになっており、組み立ての難易度が低下している。
極小部品が実装済みのサブ基板が同梱 |
また同店では、スプライト強化機能を分かりやすく確認できる専用のデモ用カートリッジが入荷し、実際に稼働中。スプライトを2×2並べて表示されたオブジェクトが標準では4つしか表示されないところ、SPEXモードを有効化するとオブジェクトが7.5個(スプライトが8→15に増強)まで表示できることが確認できる。
なお、デモ用カートリッジのプログラムは「ドラゴンクエストIII」や「ドラゴンクエストIV」、「ランドストーカー」などのチーフプログラマーとして著名な内藤 寛氏が手がけ、ドット絵はFC互換ソフトのプロデュースで知られているRIKI氏が提供、デモカートリッジ自体は技術系サークルのレトロゲーム活用研究同好会(レゲ活)が製作しているという。
文: 編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926