2024.06.06 09:01 更新
2024.06.06 取材
Seasonicブースの目立つ場所に展示されていた、一際異彩を放つカラーリングの電源ユニットが「PRIME TX-1600 Noctua Edition」。印象的なブラウンのカラーでお察しの方もいるであろう、空冷最強メーカーのNoctuaとのコラボで誕生した製品がコレだ。
「PRIME TX-1600」をベースにしたATX 3.1/PCI Express 5.1対応の1600W電源ユニットで、80PLUS TITANIUMおよびCybenetics ETA TITANIUM認証を取得。ただし最大のトピックは、Noctuaによる傑作ファン「NF-A12x25」を冷却機構に採用している点にある。
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その効果は絶大で、ベースモデルが搭載している135mmファンに比べて8~10dBAもの静音化を果たしているという。
Noctuaの“プロフェッサー”ことJakob Dellinger氏によれば、「主にヒートシンクの冷却を旨とするファンと電源ユニットの筐体内部を冷却するファンとはアプローチが異なり、特に高度に最適化されたファングリルの効果が大きい」とのこと。
しかもベースモデルのファンと同じエアフローで確実なノイズ削減を達成。冷却性能も損なわれていない。
外装だけでなく、モジュラーケーブルまでNoctuaカラーというこだわり |
信頼性に定評のあるSeasonicの電源ユニットとNoctuaのコラボとあって、まさにファン垂涎と言える期待の製品。現時点では9月頃のグローバル発売を予定しているという。
ちなみに代理店関係者からも「ぜひ国内でも取り扱いたい」と前向きなコメントアリ。ただし「数量限定かつそれなりの価格になるだろう」という見通しのようだ。
文: 編集部 絵踏 一
Sea Sonic Electronics: https://seasonic.com/
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