2017.12.12 11:28 更新
2017.12.11 配信
Intelより、Gemini Lakeアーキテクチャを採用するエントリー向けCPU「Pentium Silver」を発表した。同社は10月5日付けリリースにて、Kaby Lake世代のPentiumシリーズを「Pentium Gold」にリブランドすることを発表しているが、新たにそれに連なるセグメントが加わった格好だ。また、同じGemini Lake世代の新しい「Celeron」も同時に発表されている。
現行モデルApollo Lakeの後継にあたるCPUで、市場に多く出回っている4年前のシステムと比較して、58%以上のパフォーマンス向上を実現したという。さらに現行の802.11ac無線LANの最大2倍、802.11b/g/n無線LANとの比較では最大12倍高速という、160MHzの2×2 802.11ac無線LANチップをサポート。グラフィック機能も増強され、明るさを認識してコントラストを調整する「Local Adaptive Contrast Enhancement(LACE)」という拡張機能を備える。
CPUのラインナップは、デスクトップ向けが「Pentium Silver J5005」(4コア/最大2.8GHz)、「Celeron J4105」(4コア/最大2.5GHz)、「Celeron J4005」(2コア/最大2.7GHz)の3モデル。モバイル向けには、「Pentium Silver N5000」(4コア/最大2.7GHz)、「Celeron N4100」(4コア/最大2.4GHz)、「Celeron N4000」(2コア/最大2.6GHz)をラインナップする。
それぞれデスクトップPCやノートPC、2-in-1のタブレットPC、オールインワンPC、ミニPCなど幅広い用途への導入を想定。各メーカーが手がける搭載モデルの発売については、Intelでは2018年第1四半期頃を期待しているという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/