2018.04.02 19:02 更新
2018.04.02 配信
NVIDIAの組み込み向けAIボード「Jetson TX2」を採用した、車載アプリケーション向けの「Multi-ToF platformセンサーキット」がポジティブワンから発売。車載のジェスチャー制御や運転手監視、障害検出ロボティックス、ハンドレスドライビングなど、自動運転分野への活用を想定している。
センサーキットは、「カメラハブ」と「ToFカメラフロントエンド」の2つから構成。「Jetson TX2」は「カメラハブ」に組み込まれており、主に深度データの演算などアプリケーションのコアエンジンとして利用される。インターフェイスは、4 FPD-III over STP、4 COAX上のFPD-III(FAKRA)、ギガビットイーサネット、OBD-II(CAN)、マルチカメラポート(最大4台)などをサポートする。
「ToFカメラフロントエンド」は、レンズなど光学系を含むセンサーイルミネーションを備えた、データ・給電対応のユニット。センサーの計測範囲は0.1~2.5mで、解像度304×240ドット(40fps)、視野角110°に対応。外形寸法はW56×D57×H30mm。
なお、この「Multi-ToF platformセンサーキット」は、半導体メーカーやOEMユーザー、ティア1(一次請け)を対象として、販売および受託開発サービスの提供が行われる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ポジティブワン株式会社: http://www.positive-one.com/ja/