2018.11.20 17:00 更新
2018.11.20 配信
物流・製造・医療など幅広い現場での過酷な環境下における使用を想定した、パナソニックの4.7インチハンドヘルド端末「TOUGHBOOK」の新モデル。2016年に発売された「FZ-N1」シリーズのアップグレードモデルにあたり、OSにはAndroid 8.1を搭載。従来から頑丈さやバッテリー性能、スペックが強化されている。
シリーズはWi-Fiモデルが先行で発売、追って2019年春にNTTドコモおよびKDDI対応のLTEモデルが発売予定。また、それぞれ標準モデルに加えて大容量バッテリーモデルも選択できる。
端末を持ち上げた手からの落下を想定し、210cmから落下試験を実施。1mからの連続落下(2,000回)や80cm高からの鋼球落下試験、MIL-STD-810G準拠の耐振動試験もクリアしている。また、動作温度は-20~50℃に対応、従来から動作温度域が拡大した。IP66/68準拠の防水・防滴・防塵にも対応する。
背面に搭載する斜め配置のバーコードリーダーがトレードマークで、44種類の多彩なバーコード/2次元コードの読取りに対応。専用エイマー(読み取りガイド用レーザー)照射が可能なため、読取りミスが少ない。そのほか、GPS機能やNFC準拠の非接触ICカードリーダーライター機能、時刻バックアップ機能、騒音下でもクリアに通話できる3マイク+ノイズサプレッサーを備える。
主な仕様は、濡れた手でもタッチ可能な4.7インチディスプレイ(1,280×720ドット)、プロセッサがオクタコアのQualcomm SDM660(2.2GHz+1.8GHz)、メモリ3GB、ストレージ32GB、夜間撮影ライト付き800万画素カメラ、500万画素インカメラなど。外形寸法はW74×D156×H31m(バーコードリーダー含む)、重量は約274g~約365g。バッテリー駆動時間は、標準モデルが約12時間、大容量モデルが約19時間とされる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
パナソニック株式会社: http://panasonic.jp/