2019.03.05 11:48 更新
2019.03.04 配信
AppleやIntel、Microsoft、HPなどで構成される、USB規格の推進団体USB Promoter Groupより、次世代USB規格の「USB4」がアナウンス。帯域が大幅に向上し、最大40Gbpsのデータ転送が可能になる。
Intelよりロイヤリティフリーで提供されたThunderbolt 3のプロトコルがベースになっており、転送速度はUSB3.2(20Gbps)の2倍、現在主流のUSB3.1 Gen.2(10Gbps)比では4倍に達する。特にバス機能に調整が加えられ、ディスプレイ用データフローへの割当量をホスト側で制御可能という。また、大幅な帯域増により、データとディスプレイの複数のプロトコルを同時に有効化できるようになった。
コネクタ形状はUSB Type-Cで、既存のType-Cケーブルを使用した2レーン動作、認証ケーブルによる最大40Gbpsのデータ転送に対応。USB3.2、USB2.0、Thunderbolt 3との後方互換性も確保されている。
なお、現在50社以上の企業がドラフト版のレビューに加わっており、2019年半ば頃に最終仕様が公開される見込みだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
USB Implementers Forum, Inc.: https://www.usb.org/