2019.08.02 11:17 更新
2019.08.01 配信
Intelより、かねて段階的にアナウンスされてきた“Ice Lake”こと「第10世代Coreプロセッサ」の詳細が正式発表。TDP28W/25Wの薄型軽量ノートPC向け「U」シリーズ(Ice Lake-U)と、TDP9Wの2-in-1デバイス向け「Y」シリーズ(Ice Lake-Y)の全11モデルをラインナップする。
10nmプロセスで製造される初の量産CPUで、Skylake世代に比べIPC(Instructions Per Clock)は18%向上した。Wi-Fi 6およびThunderbolt 3をSoCに統合したほか、統合グラフィックスは最大1TFLOPの演算能力をもつ第11世代iGPUに刷新。第9世代iGPUとの比較では、約2倍のフレームレートを実現するという。
「U」シリーズは、「Core i7-1068G7」(4コア/8スレッド/最大4.1GHz)をはじめ全6モデル。最上位の「Core i7-1068G7」のみTDPが28Wで、「Core i7-1065G7」(4コア/8スレッド/最大3.9GHz)以降はすべて25Wとなっている。
「Y」シリーズは、「Core i7-1060G7」(4コア/8スレッド/最大3.8GHz/TDP9W)をはじめ全5モデルをラインナップ。「U」シリーズと「Y」シリーズともに、iGPUは上位モデルがIntel Iris Plus Graphics、下位モデルはIntel UHD Graphicsを搭載している。
なお、IntelはノートPC向けを皮切りに、「第10世代Coreプロセッサ」を今後12ヶ月であらゆるセグメントに投入する予定という。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/