2019.08.22 10:40 更新
2019.08.21 配信
Intelより、薄型軽量ノートPCや2-in-1デバイス向けに出荷される「第10世代Coreプロセッサ」の追加モデルが発表。“Comet Lake”の開発コードで呼称されるCPUで、TDP15Wの「U」シリーズ(Comet Lake-U)とTDP7Wの「Y」シリーズ(Comet Lake-Y)を合わせ、全8モデルがリリースされた。
今月上旬に発表された“Ice Lake”(10nm)と異なり14nmプロセスで製造されるCPUであり、TDP15WおよびTDP7Wの省電力CPUとしては、第8世代以来の刷新となった。前世代から全体的なパフォーマンスは最大16%、Office 365の処理能力は最大41%向上するという。また、Wi-Fi 6(802.11ax)やThunderbolt 3にも対応する。
「U」シリーズは、「Core i7-10710U」(6コア/12スレッド/最大4.7GHz)や「Coer i7-10510U」(4コア/8スレッド/最大4.9GHz)など4モデルをラインナップ。メモリは最大LPDDR4X-2,933MHzをサポートする。なお上限TDPは25Wに設定されており、さらに高クロックで動作させることも可能だ。
「Y」シリーズは「Core i7-10510Y」(4コア/8スレッド/最大4.5GHz)など4モデルをラインナップ。メモリはLPDDR3-2,133MHzをサポートする。
Intelによれば、“Comet Lake”を搭載する薄型軽量ノートPCおよび2-in-1デバイスは、各メーカーよりホリデーシーズンに出荷が開始される見込みとなっている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/