2020.04.13 19:40 更新
2020.04.10 配信
「Diéy」は、In Winが1月にCES 2020で発表した独創的デザインのPCケース。COMPUTEX TAIPEI 2019で話題を呼んだ“さなぎ”こと「蛹(Yǒng)」のストーリーを継承する「Signature」シリーズ最新作には、蝶を意味するモデル名が与えられた。
一見してPCケースとは思えないデザインは前作と同様で、鱗のような小さなアクリルパネルが全体を覆っている。ちょうどケース上部を軸として4枚の大きな羽根のように展開させることが可能で、それらはAI制御により音声や音楽などに反応して稼働。アドレサブル対応のRGBと内蔵プロジェクターでライトアップも可能という、大がかりなギミックだ。
CESで披露された際は詳細が不明だったところ、新たに正式な仕様が発表。一応はフルタワーケースに分類されるモデルであり、フォームファクタはE-ATX/ATX/MicroATXに対応する。
最長360mmのグラフィックスカード、全高170mmのCPUクーラー、ATX電源ユニットに対応。冷却機構は、左側に120mmラジエター、右側に360mmラジエターをそれぞれマウントできる。ただし特殊なデザインケースとあって、同じく個性派な形状のグラフィックス、水冷ラジエターは組み込めない可能性が指摘されている。
そのほか、ドライブベイは3.5インチ/2.5インチ共用ベイ×4、拡張スロットは8基。シャシー素材はアルミまたはSECCで構成、外形寸法は幅960~1,300mm、奥行き960~1,300mm、高さ800mm。フロントI/Oは、USB3.1 Gen.2 Type-C×1、USB3.0×2、HDオーディオを備えている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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