2020.06.04 10:33 更新
2020.06.04 配信
Fractal Designの看板モデル、「Define 7」シリーズの兄弟モデル。発売順および製品コンセプトからも”末っ子”に当たるミドルタワーPCケースで、ATX規格に対応しつつ、製品名通り「7」シリーズ中では最もコンパクトな筐体に仕上げた。既存の「Define 7」「Define 7 XL」では大きすぎるというニーズに応える格好で、2016年11月に販売が開始された「Define C」の後継モデルとされる。
ラインナップは左サイドパネルの違いで3種類。ソリッドパネル仕様の「Define 7 Compact Black Solid」(型番:FD-C-DEF7C-01)、強化ガラス製サイドパネル仕様で濃い色の「Define 7 Compact TG Black TG Dark Tint」(型番:FD-C-DEF7C-02)、透明なクリアタイプの「Define 7 Compact TG Black TG Light Tint」(型番:FD-C-DEF7C-03)で、筐体カラーはブラックのみ。
製品コンセプトは「Define 7」同様、静音がベース。フロントパネルやトップパネル、右サイドパネルの裏面には、高密度防音素材が装着済みで、徹底した音漏れ対策が施されている。一方で、交換用パネル「Ventilated top」に付け替えれば、天板を通気孔仕様に変更可能。高冷却志向のPCケースとしても運用できる。
ドライブベイは、ボトムカバー(シュラウド)内部にケージタイプの2.5/3.5インチシャドウベイx2を備える他、CPUクーラーメンテナンスホール下の空きスペースに2台分の2.5インチ専用トレイを装備。ボトムカバー天板に移設が可能で、オプションの「SSD tray kit-Type B-Black」(型番:FD-A-BRKT-001)を用意すれば、2.5インチSSD収納力が2台分アップできる。
冷却ファンおよび対応ラジエターは、フロント120mmx3または140mmx2(140mmファンx1標準)で、280/360mmサイズ。トップが120mmx3または140mmx2で、240mmサイズ。リアが120mmx1(標準装備)で、120mmサイズ。ボトム部は120mmx1で、120mmサイズラジエターが搭載できる。
外形寸法は幅210mm、奥行き427mm、高さ474mmで、重量は約9.2kg(強化ガラス製サイドパネルモデル)。各有効スペースは、グラフィックスカードが長さ341mm、CPUクーラーが高さ169mm、電源ユニットが奥行き200mmまで。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
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