2020.09.14 10:28 更新
2020.09.13 配信
NVIDIAとソフトバンクグループより、モバイル向けチップ大手のArm Limitedの買収合意についてアナウンス。NVIDIAは、ソフトバンクグループおよびソフトバンク・ビジョン・ファンドより、Armを400億ドル(約4.2兆円)で買収する。
NVIDIAは、合計215億ドルのNVIDIA普通株式と120億ドルの現金を取引完了時にソフトバンクに支払う。ソフトバンクは、4年前に320億ドルで買収した100%子会社のArmを手放すにあたり、同社の孫正義社長が「NVIDIAはArmにとって理想的なパートナー。ソフトバンクは今後もNVIDIAの主要株主として、Armの長期に渡る成功に投資していく」とコメントしている。
Armは、買収完了後も現在の英ケンブリッジに拠点を構え、ブランドを維持・拡大させていくとのこと。NVIDIAはケンブリッジにおいて、世界クラスのAI研究および教育センターを設立する計画を発表している。
なお今回の取引については、イギリスや中国、EU、アメリカを含む必要な規制当局の承認を得て、約18ヶ月で完了する見込みという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/