2020.11.12 13:09 更新
2020.11.11 配信
Intelより、かねて開発が進められてきたサーバー向けのディスクリートGPU「Intel Server GPU」が発表。高密度かつ低遅延が要求される、クラウドゲームサーバーなどへの導入が想定されている。
ノートPC向けCPU「第11世代Coreプロセッサ」や薄型ノートPC向けGPU「Intel Xe MAX Graphics」に採用されている、省電力なIntel Xe-LPアーキテクチャをベースに開発。128bit幅のパイプラインを備え、LPDDR4 8GBのグラフィックスメモリを内蔵している。
1基あたり最大で20ユーザーのAndroidゲーム処理が可能とされ、すでに中国H3C Technologiesが4基の「Intel Server GPU」を搭載したグラフィックスカード「XG310」(PCI-Express3.0x16)を製品化。Intel Xeonスケーラブル・プロセッサと2枚の「XG310」を組み合わせたシステムを使用し、100人以上のユーザーに対してAndroidゲームのストリーミングを提供できたという。
Intelによれば、「Intel Server GPU」を搭載したサーバーに配信用のソフトウェアを組み込むことで、高品質なAndroid向けクラウドゲーミングサービスを安価に実現できるとしている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Intel Corporation: https://www.intel.com/