2021.01.14 01:00 更新
2021.01.14 配信
ハイエンドとミドルクラス、性能重視か薄型・軽量か。分かりやすいラインナップで展開される、MSIの最新ゲーミングノートPC |
MSIより、Ampereアーキテクチャを採用するNVIDIAの最新ノートPC向けGPU「GeForce RTX 30」シリーズを搭載したゲーミングノートPCが発表。デスクトップ級のパフォーマンスを誇るGPUに刷新、1月以降に順次発売が開始される注目モデルをチェックしていこう。
性能重視のハイエンドモデルとして展開されるのは、17.3型ディスプレイを搭載した「GE76 Raider Aurora Edition」。キーボードだけでなくフロントにも「Mystic Light」対応のRGBイルミネーションを内蔵するなど、見栄えのする新筐体が採用されている。
最上位モデルはクリエイター向けを想定した4K液晶を搭載し、Core i9-10980HK、GeForce RTX 3080、メモリ64GB、2TB SSDを内蔵する構成。300Hz駆動の高速ディスプレイを搭載したバリエーションは、Core i9-10980HK、GeForce RTX 3070、メモリ32GB、1TB SSDを内蔵する。
いずれもファンブレードの数と厚みを増し、6本のヒートパイプとデュアル薄型ファンを備えた大型の冷却機構「Cooler Boost 5」を内蔵。Killer E3100Xによる2.5ギガビットLANとIntel Wi-Fi 6Eに対応する強力なネットワーク機能のほか、Per-Key RGBゲーミングキーボード、207万画素のフルHD対応マイク内蔵カメラ、99.9Whrの大容量バッテリーなどを備える。
標準価格はGeForce RTX 3080搭載モデルが450,000円前後、GeForce RTX 3070搭載モデルが370,000円前後とされる。
“サプライズ”として「GE76」をベースとした限定モデル「GE76 Raider Dragon Edition TIAMAT」も発表。ドラゴンの起源とされるメソポタミア神話のティアマトに着想を得た、特別なデザインが採用されている |
日本でも人気が高いハイエンドの薄型・軽量モデル「GS66 Stealth」の最新バージョンも発表。わずか19.8mmの厚みと2.1kgの軽量設計が特長の15.6型ゲーミングノートPCで、Max-Qデザインの「GeForce RTX 30」シリーズが搭載される。
最上位構成では、ディスプレイはフルHDの300Hz駆動液晶と4K液晶仕様をラインナップし、Core i9-10980HK、GeForce RTX 3080(Max-Q)、メモリ16~32GB、1TB SSDを内蔵。より手頃なバリエーションとして、300Hz駆動液晶、Core i7-10870H、GeForce RTX 3070(Max-Q)、メモリ16GB、1TB SSDを内蔵したモデルも用意される。
薄型ゲーミングノートPCでは最大規模の冷却機構「Cooler Boost Trinity+」を内蔵。3基の薄型ファンとヒートパイプ7本を組み合わせた構造により、限られた筐体サイズながら強力な冷却性能を発揮する。
また、こちらもKiller E3100Xによる2.5ギガビットLANとIntel Wi-Fi 6Eによる強力なネットワーク、Per-Key RGBゲーミングキーボード、パッシブラジエター内蔵のDuo Wave Speakerなどを備える。
標準価格は、GeForce RTX 3080搭載モデルが340,000円前後~450,000円前後、GeForce RTX 3070搭載モデルは310,000円前後。
「パワフルなGPU性能の最新ゲーミングノートをより多くのゲーマーに届けたい」というコンセプトを追求した製品が、性能重視のミドルレンジモデルとして投入される15.6型サイズの「GP66 Leopard」だ。上位の「GE」シリーズをベースにデザインと機能を最適化、ハイスペック構成を手頃な価格で実現した。
ディスプレイは144Hz駆動のフルHD液晶を搭載。最上位構成は、Core i7-10870H、GeForce RTX 3070、メモリ16GB、1TB SSDを内蔵する。より安価なバリエーションとして、Core i7-10750H、GeForce RTX 3070、メモリ16GB、512GB SSD仕様の製品もラインナップする。
また、詳細は追ってリリースされる予定だが、GeForce RTX 3060を搭載したバリエーションも用意。幅広いラインナップを備えたコストパフォーマンスモデルとして、売れ筋になりそうな製品だ。
大画面・高リフレッシュレートのゲーミング液晶への接続も可能。ゲーミングキーボード・マウスを組み合わせ、ノートPCにとらわれないスタイルで使うこともできる |
冷却機構は、上位モデル同等の「Cooler Boost 5」を内蔵。ネットワークはIntelチップによる2.5ギガビットLANとWi-Fi 6に対応、Per-Key RGBゲーミングキーボード、65Whrバッテリーなどを備える。
標準価格は、Core i7-10870Hモデルが270,000円前後、Core i7-10750Hモデルが260,000円前後となっている。
また、詳細は語られなかったものの、薄型・軽量のミドルレンジモデルとして「GF65 Thin」「Stealth 15M」「GF75 Thin」の3製品も発売予定。Max-QデザインのGeForce RTX 3060を搭載するゲーミングノートPCで、年内の早い時期に国内向け販売が開始される。
「GF65 Thin」もサンプルが用意されており、市場投入はそれほど遅くなさそうな予感。構成や価格などの詳細は追加のリリースを待とう |
システム管理・チューニングユーティリティの「Dragon Center」もアップデート。配信などを意識した、AIノイズキャンセル機能「Sound Tune」などの新機能が追加されている |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社: https://jp.msi.com/