2021.03.11 11:15 更新
2021.03.10 配信
ASUSより、Snapdragon 888を搭載する最新世代のゲーミングスマートフォン「ROG Phone 5」シリーズがリリース。「ROG Phone 3」の後継モデルにあたり、ベースモデルの「ROG Phone 5」に加えて上位モデルの「ROG Phone 5 Pro」および「ROG Phone 5 Ultimate」をラインナップする。
ヨーロッパ市場では3月以降に順次発売が開始される予定で、価格は「ROG Phone 5」が799ユーロから、「ROG Phone 5 Pro」が1,199ユーロ、「ROG Phone 5 Ultimate」が1,299ユーロ。北米市場ではQ2に発売される。
ROG Phone 5 Ultimate |
ディスプレイは解像度2,448×1,080ドットの6.78インチ有機ELを搭載。リフレッシュレート144Hz/応答速度1msの高速描画に対応するほか、タッチサンプリングレートが300Hzに引き上げられ、タッチレイテンシも24.3msに向上した。
また、SoCを中央に配置して大型の3Dベイパーチャンバーで冷却する内部設計を採用。その直上に装着できる外部クーラー「AeroActive Cooler 5」が付属し、装着時はCPU温度が10℃、表面温度は15℃低下するという。合計6,000mAhバッテリーはSoC左右(端末上下)に分割配置、より低温の動作と最大65Wもの高速な充電が可能になった。
そのほか、超音波センサーによるタッチL/Rボタン「AirTrigger 5」を備え、モーションコントロールを組み合わせた機能割り当てに対応。動作クロックやリフレッシュレート設定も可能な専用ユーティリティ「Armoury Crate」でカスタマイズできる。なお、「AeroActive Cooler 5」にも2つの物理ボタンが追加されている。
ROG Phone 5 |
SoCは前述の通り5G対応のSnapdragon 888を搭載。モデルごとにメモリとストレージ容量が異なり、「ROG Phone 5」は8GB+128GB/12GB+256GB/16GB+256GB、「ROG Phone 5 Pro」は16GB+512GB、「ROG Phone 5 Ultimate」は18GB+512GBを内蔵する。特に「ROG Phone 5 Ultimate」は、スマートフォン史上最大の18GBメモリを特徴とする。搭載OSはAndroid 11。
そのほか、ソニーのハイエンドセンサーIMX686を採用するカメラは、リアが6,400万画素メイン+1,300万画素超広角+500万画素マクロの3眼カメラ、フロントは2,400万画素インカメラを装備。ESS製のクアッドDACとより大型になったデュアルフロントスピーカーを内蔵、3.5mmイヤホンジャックも復活した。
外形寸法は幅77mm、奥行き173mm、厚み9.9mm、重量239g。コネクタはType-C。なおカラーバリエーションは、「ROG Phone 5」がPhantom Black/Storm White、「ROG Phone 5 Pro」がPhantom Black、「ROG Phone 5 Ultimate」はStorm White。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ASUSTeK Computer Inc.: https://www.asus.com/