2021.03.22 11:03 更新
2021.03.18 配信
Cherryより、全高わずか3.5mmのロープロファイルデザインを特長とする新型メカニカルスイッチ「CHERRY MX Ultra Low Profile」がリリース。従来のロープロファイルスイッチである全高11.9mmの「CHERRY MX Low Profile」に比べ、約70%の薄型化を実現した。
Cherryが技術的可能性の限界を追求したという、ハイエンドキーボード向けの超薄型スイッチ。従来のハウジングとプランジャーに相当するコンポーネントを省略、ステンレス鋼のキーキャップマウントとベースフレームで上下からサンドイッチにする「Gold Crosspoint technology」が採用されている。
スイッチの総ストロークは1.8mmで押下圧は45cN(1cN=0.98g重)、アクチュエーションポイントでは65cN。可聴性のクリック音を伴うClickyタイプのスイッチ特性を備えている。スイッチは基板に直接ハンダ付けが可能で、スイッチ真下のスペースにRGBまたは単色のLEDを実装できる。
なお、新しい「CHERRY MX Ultra Low Profile」スイッチは、デルの「Alienware m15 R4」および「Alienware m17 R4」シリーズに搭載予定。「ノートPCのセグメントにおいて、これまで技術的に不可能だったソリューションが可能になる」としており、今後もプレミアムノートPC分野への供給を拡大させていく見込みだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Cherry GmbH: https://www.cherry.de/